小説感想

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日常系

『沖で待つ』絲山秋子

「沖で待つ」を読んだきっかけは、恋愛と違う会社の同僚同士という絆に惹かれたたからです。わたしは今まで中小企業でしか働いたことがないので、「同期」と呼べる人はいません。 会社の人間はみなライバルだと思ってたし、信頼する相手を作ることができませ...
ファンタジー

『高原王記』 仁木英之

「僕僕先生」で美少女仙人と唐時代のニート青年との冒険を描いた仁木英之さんによる、架空の王国を舞台にしたファンタジー小説「高原王記」。 高原王記 あらすじ 高原の国々(三リン国)を妖魔から守る最高の戦士は「英雄」とよばれた。英雄は山の精霊と盟...
ファンタジー

『プリンセス・トヨトミ』 万城目 学

関東出身の私には、関西は不思議で魅力的な土地です。何が起きても不思議じゃない、関西にはそんな雰囲気を感じます。 たとえば京都では茶きん絞りの「オニ」が闊歩し、奈良では鹿が言葉をしゃべります。 そして大阪には人知れず伝えられた「国」があったの...
人間ドラマ

『銀河鉄道の父』門井慶喜

『銀河鉄道の父』は、深い愛情をうまく表せない不器用な父と放蕩息子の物語です。宮沢賢治一家の家族愛と、賢治の意外な一面がわかって驚きました。 放蕩息子・宮沢賢治 近代時代の文豪といえば、破天荒で自堕落な社会不適合者ばかりです。しかし、宮沢賢治...
コメディ

『星間商事株式会社 社史編纂室』 三浦しをん

社史編纂室という部署は、果たして実在するのだろうか。 「社史編纂室」とは、閑職の代表格としてドラマや小説などではたびたび登場する部署。しかし、その存在はもはや都市伝説の域に片足をつっこんでいる気がします。 『星間商事株式会社 社史編纂室』あ...
日常系

『彼らが本気で編むときは』 荻上直子 百瀬しのぶ

荻上直子監督の映画『彼らが本気で編むときは』のノベライズ版。トランスジェンダーや育児放棄をテーマにした物語です。 これを読むと「普通」ってなんだろうって、改めて考えされられます。 『彼らが本気で編む時は』あらすじ 小学五年生のトモは母親とふ...
ファンタジー

『パーマネント神喜劇』万城目 学

おっちゃんや、サラリーマンといったユニークな風貌の神々と、人間の織りなすドタバタ新喜劇が『パーマネント神喜劇』です。また、「パーマネント」には永遠という意味があるそうです。 とある小さな神社におわす縁結びの神と、そこの神社に願う人間たち、そ...
ファンタジー

『偉大なる、しゅららぼん』 万城目 学

京都でホルモー、奈良で鹿、大阪ではトヨトミと、万城目文学の近畿シリーズ(と、勝手に呼んでいる)「偉大なる、しゅららぼん」の舞台は滋賀。琵琶湖を舞台に異能力バトルが繰り広げられます。 偉大なる、しゅららぼん あらすじ 琵琶湖から不思議な力を授...
アート・デザイン

ミステリ現場の設計『犯行現場の作り方』

『犯行現場の作り方』の作者・安井 俊夫さんはミステリ好きの一級建築士だそうで、建築不可能と思われる名作ミステリの建築を図面に起こし、設計・施工の費用まで出してくれています。 十角館の設計 私は綾辻行人の館シリーズが好きで、すべて読んでいます...
ファンタジー

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』 万城目学

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』は猫のマドレーヌ夫人と、その飼い主である小学校1年生のかのこちゃんの、ちょっと不思議な日常を描いた物語。 かわいくて不思議なお話なので、子供も大人も楽しめます。 今までの万城目学作品の「鴨川ホルモー」や「鹿男...
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