小説感想

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イラスト集

乙女の本棚『待つ』太宰治・今井キラ

乙女の本棚シリーズ『待つ』は太宰治の小説を今井キラさんがイラスト化。美麗で儚げな少女が「待つ」のは一体誰なのでしょう…? 『待つ』あらすじ 毎日、駅のベンチに佇んで「誰か」を待つ少女。彼女自身、待ち人が誰かわからない。 もし、その相手が現れ...
オーディオブック

Audible版『烏に単は似合わない』阿部 智里 疋田 涼子 

和風ファンタジー『烏に単は似合わない』をオーディオブック・Audibleで聴いてみました。原田マハさんの『板上に咲く』に続き、「聞く読書」は新しい発見があって面白いです。 『烏に単は似合わない』は人の姿をとる八咫烏の住まう山内で、日嗣の御子...
ミステリ・ホラー

『世界でいちばん透きとおった物語』杉井 光

『世界でいちばん透きとおった物語』は、本の中にさまざまな仕掛けがほどこされたミステリ小説。紙の本でしか実現できないトリックが満載の物語です。 「電子書籍化絶対不可能」、そんなキャッチコピーに惹かれて読んでみたら、ラストの展開と張り巡らされた...
イラスト集

乙女の本棚『秘密』谷崎潤一郎 マツオヒロミ

文豪の名作とイラストレーターによる乙女の本棚。谷崎潤一郎の『秘密』は、私の大好きなマツオヒロミさんがイラストを描いています。 『秘密』あらすじ 浮世のしがらみを絶ち、隠遁生活を送る男。退屈しのぎから女装をして夜の街を歩く楽しみを覚える。ある...
歴史・時代小説

『まいまいつぶろ』村木嵐

『まいまいつぶろ』は徳川幕府九代将軍・家重とその「口」となった大奥忠光。二人の絆と幕府側の思惑を描いた時代小説。 第170回直木賞候補作品。 徳川家重という人物 『まいまいつぶろ』の家重は、優秀な頭脳を持ちながらもひどいの吃音ために人と話す...
人間ドラマ

乙女の本棚『葉桜と魔笛』太宰治・紗久楽さわ

文豪の名作と現代のイラストレーターがコラボした『乙女の本棚シリーズ』、今回は太宰治の『葉桜と魔笛』です。 姉妹愛と当時の切ない恋愛事情、少し不思議な出来事が葉桜の思い出とともに語られます。紗久楽さわさんの描写が物語の世界をより深く、美しく伝...
ファンタジー

乙女の本棚『猫町』萩原朔太郎 しきみ

文豪の作品と現代のイラストレーターがコラボした乙女の本棚シリーズ。詩人萩原朔太郎とイラストレーターしきみさんによる『猫町』は、幻想的な風景が広がるお話です。 『猫町』とは 三半規管に疾患のある(つまり、よく迷子になる)主人公が、散歩の途中迷...
ミステリ・ホラー

『人形館の殺人』綾辻行人

綾辻行人の館シリーズ第4弾。『人形館の殺人』は、京都の古い邸宅で起こる殺人事件を描いたミステリで、人形(マネキン)が作品のモチーフになっています。 シリーズの中でも異色として語られることの多い作品です。 『人形館の殺人』あらすじ 父親が遺し...
ミステリ・ホラー

『十角館の殺人』 綾辻行人

「十角館の殺人」面白かった!久々に夜更かししても読み続けたい本に出会いました。作者・綾辻行人氏のデビュー作にして最高傑作との呼び声が高い傑作ミステリです。 ミステリ小説のネタバレ感想は無粋だと思うので、概略だけ。 『十角館の殺人』あらすじ ...
青春

『GO』金城一紀

金城一紀さんの『GO』は在日コリアンの少年・杉原の暴力と恋、葛藤の青春を描いた小説。20年ぶりに再読しても色褪せない物語の力に惹きつけられました。 2000年直木賞受賞作。 『GO』あらすじ 「広い世界を見るんだ。」在日コリアンの少年、杉原...
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