2024-01

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歴史・時代小説

国芳の弟子たち『おもちゃ絵芳藤』谷津 矢車

『おもちゃ絵芳藤』は、幕末から明治にかけて、激動の時代に生きた歌川国芳の弟子たちの物語です。芳藤はおもちゃ絵を得意とする絵師で、彼の視点から物語が語られます。 『おもちゃ絵芳藤』あらすじ 歌川国芳が死に、弟子の芳藤は師匠の葬式を出すため国芳...
歴史・時代小説

平安時代版シンデレラ『おちくぼ物語』田辺聖子

『おちくぼ物』は平安時代、継母にいじめられる姫君を貴公子が救い出して幸せになるという、まさに「平安時代版シンデレラ」のような物語。 現代のラノベ風に言えば「継母にいじめられていた私がイケメン貴族に溺愛される件」といった感じでしょうか。 古典...
作家のエッセイ

千年前も夫への悪口は同じ『蜻蛉日記をご一緒に』田辺聖子

田辺聖子さんの古典解説は面白い。難解なをユーモアあふれる文章で紹介してくれるので、気軽に古典文学を楽しめます。 「蜻蛉日記をご一緒に」は、もともと田辺聖子さんの講演会の内容を書籍化したもの。口語体で書かれているのでわかりやすく、するするっと...
お金

『よくわかる行動経済学』川西諭

経済学と銘打っていますが、実は心理学に近い考え方だと思います。なぜ損をするほど無謀な賭けにでてしまうのか、なぜ無駄遣いをしてしまうのか。 そんな日常のお金の使い方にも役に立つのが『よくわかる行動経済学』です。 そもそも行動経済学とは? 行動...
歴史・時代小説

清少納言と藤原定子『はなとゆめ』冲方丁

冲方丁さんの『はなとゆめ』は、清少納言の枕草子をベースに、平安時代の宮中の様子や陰謀を、史実を交えて描かれた小説。 主人公・清少納言の視点から描かれています。 2024年大河の主役、紫式部のライバル陣営のお話。藤原道長が思いっきり悪役として...
人間ドラマ

『冠・婚・葬・祭』中島京子

冠婚葬祭をテーマにした4つのオムニバス小説『冠・婚・葬・祭』。中島京子さんが冠婚葬祭というテーマから垣間見れる、人生のワンシーンを独特の視点で描いています。 空に、ディアボロを高く 地方記者だった裕也は、成人式の記事に誤報を載せてしまったこ...
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