2024-06

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本にまつわる話

グラシン紙のブックカバーで、自宅の本棚を古書店風に

わたしがグラシン紙(リュウサン紙)にハマったきっかけは古書でした。半透明の紙につつまれた本を見ると「ああ、古書店に来たんだなあ。」とワクワクしたものです。ある時、購入した古本にたまたまグラシン紙のブックカバーがかかっていました。さっそく読ん...
本にまつわる話

文字のしおり「今日はここまで明日はここから」

「文字のしおり」は文字通り、文字で作られた栞です。Threadsのフォロワーさんから教えていただきました。私は常々ユニークで可愛らしくて、楽しい読書がより楽しくなる栞を探してましたが、「文字のしおり」はまさに私の探していた理想のしおりでした...
歴史・時代小説

道長と中宮彰子『日と月の后 下』冲方丁

『日と月の后 下』では、最愛の夫・一条天皇を亡くした彰子が、夫の意思を継ぎ周囲の人々を救う国母へと成長していきます。・『日と月の后 上』はこちら我欲の道長と、懲りない伊周彰子は父親の道長と、その政敵である伊周に苦労させられます。ただ、道長は...
歴史・時代小説

紫式部と中宮彰子『日と月の后 上』冲方丁

『日と月の后』は、紫式部が仕えた中宮彰子が主人公。父・藤原道長に逆らい夫・一条天皇を支えていきます。少女が後宮で人の欲望や愛を知り、国母(天皇の母)へと成長していく物語です。『日と月の后 上』あらすじ藤原道長の娘・彰子は、12歳で一条天皇の...
文豪作品

乙女の本棚『外科室』泉鏡花・ホノジロトヲジ

『外科室』は泉鏡花が明治時代に発表した恋愛小説。儚くも美しい、刹那の恋が描かれます。その『外科室』を現代のイラストレーター・ホノジロトヲジさんが独特の解釈で描いたイラストが魅力的な一冊です。『外科室』あらすじやんごとなき身分の伯爵夫人が病に...
図鑑

『百人一首解剖図鑑』

以前に読んだ『源氏物語解剖図鑑』が面白かったので、今度は百人一首をモチーフにした『百人一首解剖図鑑』を読んでみました。和歌の現代語訳はもちろん、時代背景や自然現象を細かく解説。この和歌が読まれた背景にはこんなことが…、など意外な発見があり、...
小説感想

『成瀬は信じた道をいく』 宮島 未奈

前回『成瀬は天下を取りにいく』では、成瀬の個性的なキャラクターが魅力でした。しかし今回、『成瀬は信じた道をいく』では成瀬と関わる人々が個性的でした。成瀬と島崎のコンビ・ゼゼカラファンの小学生、クレーマーの常連主婦、受験生YouTuberなど...
小説感想

『成瀬は天下を取りにいく』 宮島 未奈

『成瀬は天下を取りに行く』は、滋賀県大津市を舞台にした青春小説。さすが本屋大賞をぶっちぎりで受賞したのは伊達じゃない。新鮮な面白みのある作品でした。『成瀬は天下を取りに行く』の最初の舞台は2020年。コロナ禍真っ最中です。イベントや行事は軒...
心理学・自己啓発

『ブッダも笑う仏教のはなし』哲夫

『ブッダも笑う仏教のはなし』では、身近なもので仏教を教えてくれます。笑い飯の哲夫さんが仏教好きというのは、なんとなく知っていました。が、まさか本を書くほど仏教ガチ勢だったとは…。やはり本業がお笑い芸人さんだからか、文章のリズムがよく読みやす...
オーディオブック

『吉原手引草』 松井 今朝子

『吉原手引草』では吉原一の花魁・葛城の失踪について関係者たちがそれぞれの立場で語る形式で物語が進んでいきます。物語の中心人物である葛城花魁が一切語らないのがまた、この話をいっそう面白くしています。第137回直木賞受賞作品。『吉原手引草』あら...
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