アンソロジー 猫にまつわるアンソロジー『猫はわかっている』 人気作家による猫小説アンソロジー『猫はわかっている』。ミステリ、社会問題、ドタバタエッセイ風など、作家ごとに猫との関係性が違っていて興味深い作品ばかりです。 世界を取り戻す 村山由佳 仕事に家庭に忙しい女性編集者が、取材先の動物病院で瀕死の... 2024.10.06 アンソロジー小説感想日常系
小説感想 『古本食堂 新装開店』原田ひ香 『古本食堂 新装開店』では、珊瑚さんには彼氏ができ、美希喜ちゃんも進む道が決まって順風満帆かと思いきや、さまざまな問題が二人を襲います。 『古本食堂 新装開店』あらすじ 新たにカフェスペースを設けることになった鷹島古書店。しかし、珊瑚さんと... 2024.09.01 小説感想日常系
小説感想 『古本食堂』原田ひ香 『古本食堂』、といっても、食堂ではありません。神保町の古書店に集まる人々の悲喜こもごもと、美味しいごはんのお話です。 『古本食堂』あらすじ 珊瑚は急死した兄・滋郎の古書店を受け継ぐため、北海道から上京して店を再開することにした。 もう一人の... 2024.08.04 小説感想日常系
アンソロジー 『私たちの特別な一日: 冠婚葬祭アンソロジー』 冠婚葬祭をテーマに、6人の作家が描いたアンソロジー『私たちの特別な一日』。SFやミステリなど、それぞれ個性的な視点から冠婚葬祭を描いています。 『もうすぐ十八歳』 飛鳥井千砂 「成人年齢18歳引き下げ」をテーマにした物語。 18歳で妊娠、結... 2024.02.18 アンソロジー小説感想日常系
人間ドラマ 珠玉の日常短編集『スナック墓場』嶋津輝 私の好みが幕の内弁当のように詰まっていて、読んでいる間、とても楽しくて、ひさびさに「読み終わりたくない」と思いました。 これまで日常を描いた小説はいくつも読んできましたが、『スナック墓場』の短編はどれも幸福と不幸が「いい塩梅」なんです。 普... 2024.02.08 人間ドラマ日常系
人間ドラマ 『駐車場のねこ』嶋津 輝 『駐車場のねこ』は普通の人と、ちょっと普通じゃない人たちの物語。この「わからない感じ」が面白くて少し怖いのです。 文庫化の際に『スナック墓場』から『駐車場のねこ』へタイトルが変更されました。 きっと新人作家の文庫として売るには少しでもキャッ... 2023.12.14 人間ドラマ日常系
人間ドラマ 『優しい音楽』瀬尾まいこ 瀬尾まいこさんの本を読むと、いつも優しい気持ちになれます。『優しい音楽』はどこにでもいそうな恋人達の、愛しくてせつなくて、ちょっと笑える物語。 「恋人達」の話と見せかけて実は「家族」を描いているのが、瀬尾まいこさんらしいですね。 優しい音楽... 2023.11.22 人間ドラマ日常系
日常系 『春、戻る』瀬尾まいこ 瀬尾まいこさんの『春、戻る』は、主人公のもとへ突然、「兄」と名乗る年下の男性が現れるという、突飛な展開からはじまります。 果たして彼の正体は何なのか、目的は? 日月 知らない人から突然、兄って言われたら、私なら通報するな。 『春、戻る』あら... 2023.11.09 日常系
日常系 『おしまいのデート』瀬尾 まいこ 『おしまいのデート』は、普通の人々の、よくあるようなお話です。けれど、瀬尾まいこさんが描くと、どのお話もいとおしく、切なくなります。 瀬尾まいこさんは、私たちが邪険に扱ってしまう普通の日常を、丹念に拾い集めて磨き上げ、私たちの前に見せてくれ... 2023.10.27 日常系
コメディ 『朝ごはん、ぬき?』田辺聖子 田辺聖子さんの『朝ごはんぬき?』は、女流作家とその家族の様子を、秘書である主人公の視点で描いたコメディタッチの小説です。 女流作家とその家族の一風変わった生活がユーモアたっぷりに描かれていて、読んでいると思わずニヤリとしてしまいます。 『朝... 2023.10.20 コメディ日常系