人間ドラマ 古書と旅と謎解きと『愛についてのデッサン―佐古啓介の旅 』野呂邦暢 『愛についてのデッサン―佐古啓介の旅』。古書店の若き店主・佐古啓介が、本に込められた人の思いを読み解いてゆくストーリー。40年以上前の作品だけど、まったく色褪せないし面白さがあります。旅と古書と謎解き旅と古書と謎解き。そんなふうに書くと、あ... 2025.03.19 人間ドラマ小説感想本にまつわる話
人間ドラマ カフーの続編『花々』原田 マハ 沖縄の島を舞台にした恋愛小説、『カフーを待ちわびて』の外伝『花々』。純粋な続編ではなく、明青や幸と交流のあった女性たちを主人公にした物語です。独立した物語になっているので『カフーを待ちわびて』を読んでいなくても問題なく読めます。『花々』あら... 2025.03.04 人間ドラマ家族恋愛
ミステリ・ホラー 『容疑者Xの献身』 東野 圭吾 ガリレオシリーズ『容疑者Xの献身』。さすがは直木賞受賞作。緻密なトリックも人間ドラマも素晴らしい物語でした。『容疑者Xの献身』あらすじシングルマザーの花岡靖子は、娘を襲おうとした元夫を殺害してしまう。隣人である石神は彼女たちの犯罪を聞きつけ... 2025.03.04 ミステリ・ホラー人間ドラマ小説感想
お酒 『定食屋「雑」』原田ひ香 『定食屋「雑」』は、もともとお酒のアンソロジー『ほろよい読書』に掲載された短編。この本では定食屋「雑」のその後が語られます。『定食屋「雑」』あらすじ食に対する価値観の違いから、離婚を要求された沙也加。その原因を探るべく夫のいきつけだった定食... 2025.02.15 お酒人間ドラマ小説感想料理・食べ物
人間ドラマ 日本人が、知っておくべき日本人『無私の日本人』磯田道史 『無私の日本人』は、歴史学者の磯田道史先生が古文書をもとに書かれた歴史小説。「無私」とは自分をの欲や利害にとらわれないこと。自分の欲を捨て出世を望まず、人のために尽くした三人の人々の物語です。これはすべての日本人に読んでほしい。特に政治家の... 2025.02.13 人間ドラマ歴史・時代小説
人間ドラマ O・ヘンリーといえば、ニューヨークだ。『O・ヘンリー ニューヨーク小説集』 『O・ヘンリー ニューヨーク小説集 』は、小説の中でニューヨークを舞台にしたものを厳選。それに当時の時代背景や風俗などの解説文が加えられたもの。こんな本を待っていたのです。当時の社会情勢や風俗を知れば、より物語がたのしめますから。O・ヘンリ... 2025.01.23 人間ドラマ小説感想翻訳
人間ドラマ 『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ 本屋大賞を受賞した瀬尾まいこさんの『そして、バトンは渡された』。多様性が叫ばれる今だからこそ、受け入れられた物語だと思います。「普通」や「幸せ」は、ひとりひとり違うものだから。『そして、バトンは渡された』あらすじ何人もの親の間を、バトンを渡... 2025.01.15 人間ドラマ
お酒 『ほろよい読書 おかわり』青山美智子,朱野帰子, 一穂ミチ,奥田亜希子,西條奈加 お酒がテーマのアンソロジー第二弾『ほろよい読書 おかわり』。お酒が飲めても、飲めなくても、ほろよい気分が味わえる名作揃いです。『きのこルクテル』青山美智子酒が飲めないライターの永瀬は、取材で訪れたバーでバーテンダーの女性に一目惚れしてしまう... 2024.11.30 お酒人間ドラマ小説感想料理・食べ物
アート・ものづくり 『お帰り キネマの神様』原田マハ 『お帰り キネマの神様』は、原田マハさんの小説『キネマの神様』の続編ではありません。山田洋次監督によって映画化された内容を新たに小説化したものです。大きな変更、見事な変更何を言っているかわからねえと思うが、私も何言っているかわからねえ…。そ... 2024.10.26 アート・ものづくり人間ドラマ小説感想
人間ドラマ 『キネマの神様』原田マハ 映画を愛する人々に起きた、キネマの神様からの奇跡『キネマの神様』。『キネマの神様』あらすじ円山歩は、都市開発会社でシネコン開発担当者だった。しかし社内のトラブルに巻き込まれプロジェクト半ばで退社に追い込まれる。同じ頃、父親ゴウが心臓発作で倒... 2024.10.25 人間ドラマ小説感想