人間ドラマ

スポンサーリンク
お酒

『ほろよい読書 おかわり』青山美智子,朱野帰子, 一穂ミチ,奥田亜希子,西條奈加

お酒がテーマのアンソロジー第二弾『ほろよい読書 おかわり』。お酒が飲めても、飲めなくても、ほろよい気分が味わえる名作揃いです。『きのこルクテル』青山美智子酒が飲めないライターの永瀬は、取材で訪れたバーでバーテンダーの女性に一目惚れしてしまう...
アート・ものづくり

『お帰り キネマの神様』原田マハ

『お帰り キネマの神様』は、原田マハさんの小説『キネマの神様』の続編ではありません。山田洋次監督によって映画化された内容を新たに小説化したものです。大きな変更、見事な変更何を言っているかわからねえと思うが、私も何言っているかわからねえ…。そ...
人間ドラマ

『キネマの神様』原田マハ

映画を愛する人々に起きた、キネマの神様からの奇跡『キネマの神様』。『キネマの神様』あらすじ円山歩は、都市開発会社でシネコン開発担当者だった。しかし社内のトラブルに巻き込まれプロジェクト半ばで退社に追い込まれる。同じ頃、父親ゴウが心臓発作で倒...
人間ドラマ

『魔女のパン』と『善女のパン』O・ヘンリ

O・ヘンリの短編『魔女のパン』と『善女のパン』。実はこの2つのタイトル、まったく逆の意味なのに、中身は同じ小説なんですよ。なぜ同じなのかというと…最近では『魔女のパン』が主流ですが、新潮文庫版では『善女のパン』と訳されています。『魔女のパン...
不思議

『夢見る帝国図書館』中島京子

『夢見る帝国図書館』は、上野国際こども図書館の前身、帝国図書館にまつわる物語。現実と幻想、過去と現在が織り込まれた独特な世界観と、そこに関わる女性の人生が切なくて心を掴まれます。『夢見る帝国図書館』あらすじ主人公が風変わりな女性・喜和子さん...
人間ドラマ

『サンドの女 三人屋』

『サンドの女 三人屋』は、商店街で三形態の店を営む三姉妹と、彼女らに関わる男たちの物語。前作『三人屋』から数年後のラプンツェル商店街が舞台です。『サンドの女 三人屋』あらすじラプンツェル商店街の三人屋は、朝(モーニング)、昼(うどん)、夜(...
人間ドラマ

ワケあり物件に住む、仕事。『東京ロンダリング』 原田 ひ香

『東京ロンダリング』、面白いテーマの小説でした。過去に賃貸物件で事件が起こった場合、客に提示する義務がありますが、しかしその後、一度でも人が住んでしまえば、伝える必要がなくなる。そのため、「ワケあり物件に住む仕事(ロンダリング)」がある、ら...
人間ドラマ

大人の夏休み『風待ちのひと』伊吹有喜

『四十九日のレシピ』の伊吹有喜さんのデビュー作『風待ちのひと』読了。読み終わった時、疲れた心がちょっと癒やされました。『風待ちのひと』あらすじ妻の不倫や母の死で精神的にダメージを受けた須賀。彼は、海沿いの町・美鷲に亡き母が残した家の整理をか...
人間ドラマ

乙女の本棚『葉桜と魔笛』太宰治・紗久楽さわ

文豪の名作と現代のイラストレーターがコラボした『乙女の本棚シリーズ』、今回は太宰治の『葉桜と魔笛』です。姉妹愛と当時の切ない恋愛事情、少し不思議な出来事が葉桜の思い出とともに語られます。紗久楽さわさんの描写が物語の世界をより深く、美しく伝え...
人間ドラマ

『三人屋』原田 ひ香

原田ひ香さんの『三人屋』は三姉妹が朝、昼、晩でそれぞれ違う店をいとなむ物語。読む前は商店街の人情や姉妹愛といった、癒し系の物語なのかと思っていました。でも、中身は意外にも向田邦子風。つまり、多少ドロドロしています。原田ひ香さんの小説は、すご...
スポンサーリンク