人間ドラマ

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人間ドラマ

『三人屋』原田 ひ香

原田ひ香さんの『三人屋』は三姉妹が朝、昼、晩でそれぞれ違う店をいとなむ物語。 読む前は商店街の人情や姉妹愛といった、癒し系の物語なのかと思っていました。でも、中身は意外にも向田邦子風。 つまり、多少ドロドロしています。 原田ひ香さんの小説は...
人間ドラマ

『おっぱいマンション改修争議』原田ひ香

「おっぱいマンション」のネーミングが絶妙です。個性的な建物ってわかりやすい(そして下品な)あだ名がつけられますよね。 アサヒビール本社隣のう●こビルとか…。 この物語は「おっぱいマンション」という建築物が舞台ですが、読みどころはマンションに...
人間ドラマ

『ミッドナイト・バス』伊吹 有喜

新潟を舞台に、家族の再生とバスの乗客たちの人生の一コマが綴られる『ミッドナイト・バス』。 やっぱり、伊吹有喜さんの書く物語はいいなあ。 普通の人たちの悲喜こもごもを、やさしい視点で描き出しています。どこにでもありそうだけど、気がつくと引き込...
アート・ものづくり

『雲を紡ぐ』伊吹有喜

岩手の毛織物・ホームスパン工房を舞台に、傷ついた少女と家族の再生の物語『雲を紡ぐ』。魅力的な盛岡の街と手仕事の美しさが魅力的です。 『雲を紡ぐ』あらすじ 学校での「いじり」に耐えられず不登校になった美緒。母や祖母の強引な矯正から逃れるため、...
人間ドラマ

珠玉の短編とエッセイ『男どき女どき』向田 邦子

『父の詫び状』を読み、すっかりハマってしまった向田邦子作品。続いて読んだのが『男どき女どき』でした。 小説とエッセイが収録されている短編集であり、向田さん最後の作品集です。「男どき」とは勢いのある幸運の時、「女どき」は不幸の時を指す言葉だそ...
人間ドラマ

不良女中の人生を描いた『女中譚』中島 京子

女中が主人公の『小さいおうち』。その作者『女中譚』は中島京子さんが描く、もう一つの女中の物語です。永井荷風・林芙美子・吉屋信子など、作家が描いた女中が出てくる小説をベースにした連作集でもあります。 物語は秋葉原のメイドカフェの常連、90歳を...
人間ドラマ

珠玉の日常短編集『スナック墓場』嶋津輝

私の好みが幕の内弁当のように詰まっていて、読んでいる間、とても楽しくて、ひさびさに「読み終わりたくない」と思いました。 これまで日常を描いた小説はいくつも読んできましたが、『スナック墓場』の短編はどれも幸福と不幸が「いい塩梅」なんです。 普...
人間ドラマ

女中文学の源流『流れる』幸田文

幸田文の代表作『流れる』は、1955年(昭和30年)発表。芸者置屋の女中の視点から花街の人間模様が描かれます。 正直、昔の小説なので言い回しがわからない箇所も多いのです。けれど、作中の着物や仕草、人物の描写がすばらしく、夢中で読んでしまいま...
人間ドラマ

『冠・婚・葬・祭』中島京子

冠婚葬祭をテーマにした4つのオムニバス小説『冠・婚・葬・祭』。中島京子さんが冠婚葬祭というテーマから垣間見れる、人生のワンシーンを独特の視点で描いています。 空に、ディアボロを高く 地方記者だった裕也は、成人式の記事に誤報を載せてしまったこ...
人間ドラマ

『襷がけの二人』嶋津 輝

嶋津輝の長編小説『襷がけの二人』。昭和初期、女主人と女中の友情と女性の自立の物語です。 千代とお初、使用人と主人の立場が逆転する設定に驚きましたが、さらに読み進めると意外な展開にが待ち受けていました。 第170回直木賞候補作になりました。 ...
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