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人間ドラマ

『魔女のパン』と『善女のパン』O・ヘンリ

O・ヘンリの短編『魔女のパン』と『善女のパン』。実はこの2つのタイトル、まったく逆の意味なのに、中身は同じ小説なんですよ。 なぜ同じなのかというと… 最近では『魔女のパン』が主流ですが、新潮文庫版では『善女のパン』と訳されています。 『魔女...
エッセイ・随筆

『考古学者が発掘調査をしていたら、怖い目にあった話』大城道則 , 芝田幸一郎, 角道亮介

『考古学者が発掘調査をしていたら、怖い目にあった話』は、現地でのトラブルや心霊体験など、考古学者たちが実際に発掘現場で体験した「怖い」話が詰まっています。 まさか現実の考古学者たちも、インディ・ジョーンズのように危険な目にあっているとは…。...
小説感想

『古本食堂 新装開店』原田ひ香

『古本食堂 新装開店』では、珊瑚さんには彼氏ができ、美希喜ちゃんも進む道が決まって順風満帆かと思いきや、さまざまな問題が二人を襲います。 『古本食堂 新装開店』あらすじ 新たにカフェスペースを設けることになった鷹島古書店。しかし、珊瑚さんと...
本にまつわる話

読書感想文におすすめ、短くても面白いお話

そろそろ、学生のみなさんは読書感想文に追われているころかもしれません。 この時期のアクセスキーワードをみると、「読書感想文 コピペ」だの、「(本のタイトル) 読書感想文」など、よからぬキーワードが浮上します。 確かにふだん読書の習慣のない人...
本にまつわる話

私が文庫解説を読む理由

文庫解説とは、文庫の巻末に添えられた作者以外の人物によって書かれた解説。あまり意識していないけれど、そこには解説者による本への愛と深い理解が詰まっているのです。(そうじゃない時もあるけど) 解説を読む本、読まない本 以前、BSの読書番組「あ...
ファンタジー

『精霊の守り人』上橋 菜穂子

『精霊の守り人』は、日本人が待ち望んだ母国語で書かれた異世界ファンタジーの傑作。 剣や魔法といった西洋ファンタジーとは違う、アジア風の異世界を舞台に、女用心棒が少年を守る物語です。 母国語で読める、私たちが読むべきファンタジーにようやく出会...
不思議

『夢見る帝国図書館』中島京子

『夢見る帝国図書館』は、上野国際こども図書館の前身、帝国図書館にまつわる物語。 現実と幻想、過去と現在が織り込まれた独特な世界観と、そこに関わる女性の人生が切なくて心を掴まれます。 『夢見る帝国図書館』あらすじ 主人公が風変わりな女性・喜和...
ミステリ・ホラー

『美濃牛 探偵石動シリーズ』殊能将之

美濃牛は古今東西のミステリへのオマージュとミノタウロス神話をモチーフに描かれた殺人事件。 作者は『ハサミ男』の殊能将之さん。斬新などんでん返しで驚かされました。 『美濃牛』では最初に犯人の名前が提示されているのに驚かされましたが、真相に至る...
ミステリ・ホラー

夏になると読みたくなる『虹果て村の秘密』有栖川 有栖

『虹果て村の秘密』は、ミステリ作家有栖川有栖さんによる子ども向けのミステリ。子ども向けといっても、名だたる推理作家が本気で書いたのですから、大人が読んでも十分におもしろいのです。 『虹果て村の秘密』あらすじ ミステリ作家になりたい秀介と、刑...
人間ドラマ

『サンドの女 三人屋』

『サンドの女 三人屋』は、商店街で三形態の店を営む三姉妹と、彼女らに関わる男たちの物語。前作『三人屋』から数年後のラプンツェル商店街が舞台です。 『サンドの女 三人屋』あらすじ ラプンツェル商店街の三人屋は、朝(モーニング)、昼(うどん)、...
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