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『光のとこにいてね』は、二人の女性の半生と愛を描いた物語。本当に一穂ミチ作品は残酷だ。残酷で美しくて愛おしい。鋭利な刃物でいつの間にか切られたような、その傷口は痛いのに、どこか甘い快楽をともなっていて、物語から抜けだせなくなるのです。『光の...
小説感想

『月魚』三浦 しをん

三浦しをん初期の作品『月魚』。三浦しをんさんの好きなもの(本とBL)がぎゅっと詰まった美しい物語です。『月魚』あらすじ真志喜と瀬名垣は、幼い日に瀬名垣が見つけた稀少本のせいで大切なものを失った。だから二人は近づくことも、離れることもできない...
オーディオブック

『婚活マエストロ』宮島未奈

『婚活マエストロ』は、ライター・猪名川が仕事のため婚活へ参加。そこで、婚活のリアルと、凄腕の社員・鏡原さんの秘密を知ることに。婚活に励む人も、そうでない人にも刺さる物語でした。作者は『成瀬は天下を取りにいく』の宮島未奈さん。『婚活マエストロ...
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カフーの続編『花々』原田 マハ

沖縄の島を舞台にした恋愛小説、『カフーを待ちわびて』の外伝『花々』。純粋な続編ではなく、明青や幸と交流のあった女性たちを主人公にした物語です。独立した物語になっているので『カフーを待ちわびて』を読んでいなくても問題なく読めます。『花々』あら...
小説感想

『カフーを待ちわびて』原田マハ

『カフーを待ちわびて』は、沖縄の小島を舞台とした、あたたかく、奇跡のようなものがたり。原田マハさんの小説デビュー作です。『カフーを待ちわびて』あらすじガジュマルを渡る風が風吹き抜ける美しい島に飼い犬・カフーとともに暮らす明青。そんな明青のも...
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乙女の本棚『待つ』太宰治・今井キラ

乙女の本棚シリーズ『待つ』は太宰治の小説を今井キラさんがイラスト化。美麗で儚げな少女が「待つ」のは一体誰なのでしょう…?『待つ』あらすじ毎日、駅のベンチに佇んで「誰か」を待つ少女。彼女自身、待ち人が誰かわからない。もし、その相手が現れた時、...
イラスト集

乙女の本棚『秘密』谷崎潤一郎 マツオヒロミ

文豪の名作とイラストレーターによる乙女の本棚。谷崎潤一郎の『秘密』は、私の大好きなマツオヒロミさんがイラストを描いています。『秘密』あらすじ浮世のしがらみを絶ち、隠遁生活を送る男。退屈しのぎから女装をして夜の街を歩く楽しみを覚える。ある夜、...
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乙女の本棚『葉桜と魔笛』太宰治・紗久楽さわ

文豪の名作と現代のイラストレーターがコラボした『乙女の本棚シリーズ』、今回は太宰治の『葉桜と魔笛』です。姉妹愛と当時の切ない恋愛事情、少し不思議な出来事が葉桜の思い出とともに語られます。紗久楽さわさんの描写が物語の世界をより深く、美しく伝え...
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飛鳥井千砂さんの『タイニー・タイニー・ハッピー』は、読むとほっこりとした気持ちになる、やさしい恋愛オムニバス小説です。とても等身大な話なので、感想も友達に話すような感じになってしまいました。『タイニー・タイニー・ハッピー』あらすじ大型ショッ...
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