不思議

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アンソロジー

三越アンソロジー『時ひらく』辻村 深月, 伊坂 幸太郎, 阿川 佐和子, 恩田 陸, 柚木 麻子, 東野 圭吾

三越百貨店をモチーフにしたアンソロジー短編。表紙の装丁も三越の包装紙「華ひらく」がデザインされています。「思い出エレベーター」辻村深月迷子の男の子が三越を巡るうちに、かつての両親や伯母、そして大好きだったおじいちゃんと少年の姿を見つける。長...
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『夢見る帝国図書館』中島京子

『夢見る帝国図書館』は、上野国際こども図書館の前身、帝国図書館にまつわる物語。現実と幻想、過去と現在が織り込まれた独特な世界観と、そこに関わる女性の人生が切なくて心を掴まれます。『夢見る帝国図書館』あらすじ主人公が風変わりな女性・喜和子さん...
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日常と非日常が入り交じる、南国への逃避行『エルニーニョ』中島 京子

『エルニーニョ』はDV彼氏から逃げる女性が、不思議な少年と出会い旅をする物語。直木賞を受賞した中島京子さんの『小さいおうち』後、初の書き下ろし小説です。日常と非日常が入り交じる描写が魅力的です。「エルニーニョ」あらすじ恋人ニシムラのDVに悩...
不思議

『八月の御所グラウンド』万城目学

万城目さんにかかれば、京都では何が起こっても不思議ではありません。たとえそれが過去の人々との遭遇であろうとも。『鴨川モルホー』、『モルホー六景』以来、久しぶりの京都を舞台にした青春小説。果たして今回はどんな不思議が京都で起こるのでしょうか。...
不思議

『ないもの、あります』クラフト・エヴィング商會

奇想天外な空想博物本を発表しているクラフト・エヴィング商會。「どういうこと?」と思ったら、まずは読んでみてください。「ないもの、あります」は、本のタイトル通り、ことばの上では存在するけれど、実際に存在しないものをあたかも「ある」ように作って...
不思議

『つむじ風食堂の夜』吉田 篤弘

『つむじ風食堂の夜』は、『それからはスープのことばかり考えて暮らした』と同じ、懐かしさの残る架空の街・月舟町を舞台とした物語。わたしは食いしんぼなので、物語のなかに食堂がでてくるお話が好きです。本なら『グアテマラの弟』『かもめ食堂』など、肩...
不思議

『花桃実桃』中島 京子

アパートの管理人になった女性と、個性豊かな住人たちの、少し不思議な交流を描いた『花桃実桃』。『花桃実桃』あらすじ会社をリストラされたアラフフォー独身女の茜。彼女は、父親から相続したアパート「花桃館」に移り住み、管理人としての生活をスタートさ...
不思議

『鼓笛隊の襲来』 三崎亜紀

最近の異常気象で、大型台風が被害をもたらしているため、台風より「鼓笛隊」なら、少しは被害が少ないかな…なんて思ってしまいます。三崎亜記さんが描くこの世界では、鼓笛隊が台風のような自然災害として、時折人々に被害をもたらすものとして描かれていま...
SF

『廃墟建築士』三崎亜記

廃墟を建築する…?そんな、ありえない世界を描き出すのが、三崎亜記さんの『廃墟建築士』です。他にも夜に本が動き出す『図書館』など、奇想天外な非日常の世界を、現実と地続きにして描き出しています。廃墟を建築する世界むかし建築事務所でアルバイトをし...
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