『烏衣の華 3』白川紺子

烏衣の華 ファンタジー

烏衣の華3』では、勅命を受けた月季が、霊耀と巫術師見習いの渓(けい)と共に、白介山の麓にある繁華街・風濤へ向かいます。

一つの謎が解決すると、また一つ謎が現れる。白川紺子作品は、読み終わるとすぐ続きが読みたくなるので困りますね…。

著:白川 紺子, イラスト:春野 薫久
¥693 (2026/01/14 15:45時点 | Amazon調べ)

『烏衣の華 3』あらすじ

地方の廟を調べる勅命を受けた月季一行。今回は冬官の蘇訛里も同行している。月季の護衛という名目だが、監視役も兼ねているらしい。

風濤の郊外、花抱村を調査中、月季は黄舟という幽鬼と遭遇。彼は「洞窟のような場所で喰われた」と訴える。

黄舟は宝玉の取引に首を突っ込んだ友人、朱廉の身を案じていた。

果たして、宝玉とは何か、村に咲く花々に包まれた美しい風景の裏に、暗い何かが潜んでいるのか…。

謎がのこる展開

作中、月季たちに胴元の錦襴の不正を知らせたり、幽霊の黄舟にアドバイスをしたりした謎の鬼卜師が登場します。結局、彼(彼女?)の存在は謎のままです。

果たして何者なのか、月季の「内なるもの」に関わってくるのか。地方の神が変化していくのはなぜか。

そして、今後、『後宮の烏』の他の登場人物が出てくるのか。続きが待ち遠しい。

退魔ファンタジーでありながら恋愛物語でもある

『烏衣の華』は、退魔ファンタジーなのですが、実は月季と霊耀の関係性も見どころなんです。月季は自分を助けてくれている霊耀のことが好きで、彼が妓女と話すだけで嫉妬してしまう。

でも、朴念仁の霊耀はそれにまったく気が付かない。月季を女性と思ってないから、簪をさしてあげたりするんだけど、それは彼にとって義務みたいなもので…。

でも、そういう行為に月季は顔を赤らめるんですけど、気が付かない…!ああもう、じれったい…!

少しネタバレになりますが『後宮の烏』では結ばれなかった高峻と寿雪。それはそれで、いい関係ではあるのですが、月季と霊耀は、夫婦としてちゃんと幸せになって欲しいなあ。

後宮の烏シリーズ

白川紺子作品感想

タイトルとURLをコピーしました