フューチャー・イズ・ワイルドは、500万年後から2億年後まで、地殻変動と気候変化によって進化した動物を時系列で紹介しています。
巨大化して陸地に住むイカ、立ち上がるカタツムリに空を飛ぶ魚。クモの「家畜」として飼われる地球最後の哺乳類。
これは決して遠い星のSF話ではありません。未来の地球に存在するであろう生物たちです。
これはSFでも想像ではなく、専門科学者たちが未来の地球を徹底的にシミュレーションし、人間が滅んだあとの世界で繰り広げられる驚くべき生命の進化を描いているのだそう。
500万年後の世界
まず、500万年後の世界は氷河期です。カナダはすっぽりと氷に覆われていて、熱帯雨林は乾いた平原へと変わります。そんな世界には、人間のような顔をした地球最後の猿が暮らしています。
ここから徐々に哺乳類は衰退していき、1億年後、ついに哺乳類は蜘蛛の餌として養殖されています。
2億年後の世界
分かれていた大陸は再び集まり、大きな大陸が出現します。
哺乳類が衰退すると、両生類が進化して地球を支配します。巨大化したカメは、かつての恐竜のように地上に君臨し、鳥が滅びたあとは魚が進化して空を飛びます。
そして、2億年後の世界の支配者はイカ。陸に上がったイカたちは森で集団生活を営むようになります。やがて、彼らがまた進化し、文明を築いていくのでしょうか…。
フューチャー・イズ・ワイルドとカンブリア紀
一見、荒唐無稽にも思える世界ですが、そもそも、5億年前の地球にだって、カンブリア紀に「モンスター」と呼ばれる奇妙な生き物たちがいました。
だから、2億年後に地上をイカが巨大化しても不思議ではないのでしょう。
未来の動物たちは今の私たちがみると、奇妙でユニークです。
しかし、未来生物たちが環境に適応しながら必死で餌をさがし、子孫を残そうと奮闘する姿は、今生きている生物たちと何ら変わらないのかもしれません。
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