ミステリ・ホラー 『追想五断章』米澤穂信 『追想五断章』は五つの小説を探すミステリ。『氷菓』のアニメを見て以来、ずっと読みたかった米澤穂信作品です。 『追想五断章』あらすじ 伯父が営む古書店に居候する菅生芳光は、北里可南子という女性から「父親の書いた五編の短編小説を探してほしい」と... 2024.09.30 ミステリ・ホラー小説感想
ミステリ・ホラー 『美濃牛 探偵石動シリーズ』殊能将之 美濃牛は古今東西のミステリへのオマージュとミノタウロス神話をモチーフに描かれた殺人事件。 作者は『ハサミ男』の殊能将之さん。斬新などんでん返しで驚かされました。 『美濃牛』では最初に犯人の名前が提示されているのに驚かされましたが、真相に至る... 2024.08.22 ミステリ・ホラー小説感想
ミステリ・ホラー 夏になると読みたくなる『虹果て村の秘密』有栖川 有栖 『虹果て村の秘密』は、ミステリ作家有栖川有栖さんによる子ども向けのミステリ。子ども向けといっても、名だたる推理作家が本気で書いたのですから、大人が読んでも十分におもしろいのです。 『虹果て村の秘密』あらすじ ミステリ作家になりたい秀介と、刑... 2024.08.18 ミステリ・ホラー小説感想
ミステリ・ホラー 『ハサミ男』殊能 将之 『ハサミ男』はシリアルキラーが模倣犯を探すミステリ。二重三重に隠されたものが一気に溢れ出した時、驚きの真相が明らかになります。 ネタバレなしの感想 まず最初に思ったのは「どこから…?」です。ラストのどんでん返し的な展開はいったいどこから仕組... 2024.08.15 ミステリ・ホラー小説感想
ミステリ・ホラー 『あやし うらめし あな かなし』浅田次郎 タイトルに「うらめし」とあるので怖い話かと思いきや、悲しくて切なく、ロマンティシズムに溢れた作品でした。 切なく多彩な怪談集 『あやし うらめし あな かなし』には、様々な幽霊が出てきます。 心中の末、苦しんで死んだ女郎の苦しみ(『赤い絆』... 2024.08.06 ミステリ・ホラー
ミステリ・ホラー 『幻夏』太田愛 人気ドラマ「相棒」の脚本家・太田愛さんの本格クライムミステリ『幻夏』。読み終わって、なんとも言えない気持ちになりました。 ある家族を襲った冤罪事件。それに連鎖するようにどんどんと悪い方向へ転げ落ちていく。 そして、その家族を不幸へ陥れたのは... 2024.08.03 ミステリ・ホラー小説感想
ミステリ・ホラー 謎の老婦人『花菱夫妻の退魔帖 四』 『花菱夫妻の退魔帖 四』では鈴子に近づく謎の老婦人、養い親を殺した犯人の手がかり、そして謎の宗教…。夫妻の周囲がにわかに剣呑になってきました。 『花菱夫妻の退魔帖 四』あらすじ 淡路島から戻ってからも、花菱夫妻のもとには「お祓い」の依頼が舞... 2024.08.02 ミステリ・ホラーライトノベル小説感想
ミステリ・ホラー 島の因習と家族の秘密『花菱夫妻の退魔帖 三』白川紺子 『花菱夫妻の退魔帖 三』では、花菱家の故郷・淡路島へ。そこで鈴子は怨霊「明石の君」についての手がかりを探します。 『花菱夫妻の退魔帖 三』 儀礼のため淡路島を訪れた花菱夫妻。鈴子たちは家に就く怨霊「明石の君」を祓うため、孝冬の親族に協力を仰... 2024.07.31 ミステリ・ホラーライトノベル小説感想
ミステリ・ホラー 睦まじい夫婦の秘密は…『花菱夫妻の退魔帖二』白川紺子 『花菱夫妻の退魔帖二』では、鈴子や孝冬の家族の謎が深まったり、謎の宗教団体が絡んできたりと、気がかりなことばかり。 でも、花菱夫妻当人たちはとても睦まじいのが微笑ましい。孝冬さんの愛が少し重たそうですが…。 『花菱夫妻の退魔帖二』あらすじ ... 2024.07.25 ミステリ・ホラーライトノベル小説感想
ミステリ・ホラー 大正ロマンと幽霊退治『花菱夫妻の退魔帖』白井紺子 『後宮の烏』の白井紺子さんが描く、大正ロマンと幽霊退治『花菱夫妻の退魔帖』。 霊が見える鈴子と、「お祓い」を行う孝冬、夫婦の幽霊退治と二人の出生にまつわる秘密が描かれます。ミステリ仕立てですが、着物の描写もすてきなので、着物好きな人にもぜひ... 2024.07.19 ミステリ・ホラーライトノベル小説感想