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日常系

『ビオレタ』寺地 はるな

誰もみな、葬りたくなる気持ちを持っている。そんな気持ちを埋葬する不思議な棺桶のお話です。 『ビオレタ』あらすじ 婚約者に突然別れを告げられ、雨の中泣いていた妙は、ドーベルマンのような印象の女性・菫さんに「道端で泣くのはやめなさい」と、半ば強...
日常系

『お父さんと伊藤さん』 中澤 日菜子

父親と彼氏と私との奇妙な同居生活を描いた『お父さんと伊藤さん』を読みました。 『お父さんと伊藤さん』あらすじ 彩はアルバイトで生計を立てている34歳。同棲中の彼氏の伊藤さんとは歳が20歳が離れている。世間からみたら負け組なふたりだけれど、本...
コメディ

『ちょいな人々』 荻原浩

日常におこる、ささいな、でも本人たちにとっては重大な事件に翻弄される人々を描いた短編集『ちょいな人々』。人ってバカだなぁ。でも面白いなぁと思える作品です。 登場人物たちは自分に降りかかる事件に一生懸命に対処するんですが、時に裏目にでたり、予...
エッセイ・随筆

『群ようこの良品カタログ』群 ようこ

生活雑貨を紹介するエッセイが好きです。センスの良いデザインと言葉でつづられたエッセイは見ているだけでうっとり。こんな良品に囲まれて生活できたら楽しいだろうな。 「群ようこの良品カタログ」では、シンプルで使い勝手のよい「良品」を写真とエッセイ...
不思議

『花桃実桃』中島 京子

アパートの管理人になった女性と、個性豊かな住人たちの、少し不思議な交流を描いた『花桃実桃』。 『花桃実桃』あらすじ 会社をリストラされたアラフフォー独身女の茜。彼女は、父親から相続したアパート「花桃館」に移り住み、管理人としての生活をスター...
絵本

『やぶる うまれる 絵本』rekko

やぶる うまれる 絵本とは、文字通り「やぶっていい絵本」です。ページの中にある、まるい円の切り抜きから、ビリビリと自由にやぶいていいのです。 やぶることで あらたにうまれる絵本。その時の感覚でやぶった本は、世界にひとつしか存在しません。そん...
日常系

『メロディ・フェア』宮下 奈都

『メロディ・フェア』は、普通の人たちのなにげない日常を描いた宮下奈都さんの小説。タイトルのメロディ・フェアは、物語の舞台となるショッピングモールで流れる音楽だそうです。 『メロディ・フェア』あらすじ 故郷との福井に戻り、ビューティーアドバイ...
ミステリ・ホラー

『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午

『葉桜の季節に君を想うということ』そんなロマンチックなタイトルから、儚げな純愛小説を想像していました。 ところがどっこい、冒頭、エロいシーンからはじまります。 殺人、詐欺といった生臭い事件と、主人公とヒロインの純愛。それが最後にはあんな風に...
料理・食べ物

『食堂かたつむり』 小川 糸

食堂を舞台にした小説といえば、食事と働く喜びと癒しをテーマにした「かもめ食堂」が思い浮かびます。 しかし、「食堂かたつむり」は同じ食堂を舞台としていても、そのアプローチの仕方は全く異なります。 『食堂かたつむり』あらすじ 主人公の倫子は、恋...
ミステリ・ホラー

『探偵ガリレオ』 東野圭吾

東野圭吾さんの原作『探偵ガリレオ』に登場する湯川先生は、ドラマほど変人ではありません。生真面目な女刑事・薫さんも出てきません。 原作では、大学の同期生の草薙刑事が、一見不可思議で説明のつかないような事件を湯川先生へ相談し、その「事件」を湯川...
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