猫は人間がいない時、何をしているのでしょうか。お昼寝?ごはん?それとも飼い主の知らない「どこか」へでかけていて、いつも素知らぬ顔で戻ってくるのかも…。
そんな空想を描いた絵本が『ねこはるすばん』です。
ポチップ
町田尚子さんの絵本は猫のリアルな描写とユーモラスな展開が魅力的なんです。
『ねこはるすばん』あらすじ
ご主人がでかけたあと、くつろいでいるかと思いきや、猫はおもむろにクローゼットの中へ。
そこは木の穴に通じている猫の世界への入り口でした。そこで猫は、釣りをしたり、銭湯に入ったり、お寿司を食べたりしてすごします。(もちろん、お寿司はさび抜きで)
そして飼い主のが帰る頃、ようやく猫も帰宅します。そしてもちろん、部屋の中をめちゃくちゃにすることも忘れません。
部屋に戻った飼い主の、驚いた顔が目に浮かぶようです。
もしかしたら、ねこはるすばんの時、本当にどこかへでかけているのかもしれません。そんな風に思える絵本です。
絵の中の猫たちが生き生きとしていてかわいくて、大人が読んでも楽しめます。