『納豆マガジン』とは、納豆の魅力をあらゆる角度から紹介する、納豆への(ある意味変態的な)愛に満ちあふれた雑誌です。
デイリーポータルZみたいな、日常のちょっと変わった、面白い読み物を読みたい方必見。
納豆マガジン一号『NEVER NEVER (未開の) 納豆』とは?
まさに、「納豆好きの、納豆好きによる、納豆好きのための雑誌」と言えるでしょう。
一度目を通してしまうと、まるで「糸が引くように」本の魅力にハマってしまうのです。
さて、この納豆マガジン、納豆の製造元や納豆レシピ紹介など、まともな企画もありますが、中にはこんな変わった企画も…。
ネバネバ研究室・豆観察
納豆パックの中に豆は何粒あるのか?小粒、中粒、大粒の違いは?
『納豆マガジン』では、そんな素朴な疑問に対し、実際に数えたり測ったりしています。
数種のメーカー納豆の豆をひとつひとつ測ってみたところ、縦横プラス1.5cm以上、2.0cm以下が小粒らしいのだとか。
他にも「ネバネバ研究室」では、納豆のかきまぜる回数とかかる時間、混ぜた時の納豆の状態を紹介しています。最高424回だと、泡で豆が見えなくなるほど。ちなみに3分44秒かかるそうです。
こういうバカバカしくて面白い企画、大好きです。
ファッション雑誌などでも、よくエッセイや漫画が掲載されていますよね。しかし、この雑誌のテーマは納豆。ビジュアルもアパレルもエッセイも、すべてテーマは納豆。納豆づくしの雑誌なのです。
ビジュアルもアパレルも、すべて納豆
『納豆マガジン』では、納豆を美しい自然の中で撮影しています。それらはまるで「いい◯こ」のようです。納豆パックのさらなる可能性を感じました。
また、編集長の村上さんが立ち上げた納豆アパレルブランド「ネバネバビーン」のアイテムを紹介。
極太書体で「京納豆」書かれたスウェットや某ブランド風のロゴが入った「N.N. BEAN」トップスなど。一見、ふざけているのですが、これが案外、いや、とてもかっこいいのです。
ちなみに「京納豆」は京都・藤原食品の納豆です。
このへんの記事だけみると、納豆雑誌なのか、ファッション雑誌なのか見分けがつきません。(だが、それがいい)
出版社さりげなく
納豆マガジンは、「さりげなく」という、ちょっと変わった名前の京都の出版社が作っています。
小さな出版社なのですが、他にもビリビリとやぶる絵本「やぶる うまれる 絵本」など、ユニークな出版物を多く手掛けていて、これからも目が離せません。