2024-09

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ミステリ・ホラー

『追想五断章』米澤穂信

『追想五断章』は五つの小説を探すミステリ。『氷菓』のアニメを見て以来、ずっと読みたかった米澤穂信作品です。『追想五断章』あらすじ伯父が営む古書店に居候する菅生芳光は、北里可南子という女性から「父親の書いた五編の短編小説を探してほしい」と依頼...
ファンタジー

後宮の烏スピンオフ『海神の娘 黄金の花嫁と滅びの曲』白川紺子

後宮の烏スピンオフ第二弾『海神の娘 黄金の花嫁と滅びの曲』は前作『海神の娘』より前の時代のお話。戦争が絶えない沙文と沙来。それぞれの国の領主とその妻である海神の娘、彼らを支える人々を中心に描かれます。『海神の娘 黄金の花嫁と滅びの曲』あらす...
ファンタジー

『ラインの虜囚』田中芳樹

『銀河英雄伝説』の田中芳樹先生の『ラインの虜囚』。ナポレオン没後のフランスを舞台に、ひとりの少女と、彼女を助ける3人のおじさんたちの冒険譚。冒険と活劇、そして謎解きが加わり、子どものようにワクワクしながら読みました。『ラインの虜囚』あらすじ...
童話・児童文学

『うろんな客』エドワード・ゴーリー 

『うろんな客』は、大人向けのブラックユーモアに溢れた絵本。そして、柴田元幸さんの翻訳センスがすばらしい。BSの読書番組『あの本、読みました?』で紹介され、読んでみました。怖いような、それでいて面白いよう、不思議な物語でした。「うろん」とは怪...
翻訳

『明治大正 翻訳ワンダーランド』鴻巣 友季子

翻訳家・鴻巣友季子さんの『明治大正 翻訳ワンダーランド』は、明治・大正時代の翻訳者の功績について書かれた本。昔の翻訳家は、未知の欧米の風習や文化の描写を創意工夫・悪戦苦闘の末、翻訳していたのです。悲劇がハッピーエンドに?明治のトンデモ翻訳事...
本にまつわる話

昔の翻訳が面白い話。おかゆにハチミツってどういうこと?

昔の翻訳本には、古い日本語が詰まっています。それが、今読み返すとヘンテコな表現になっていて面白いのです。『続あしながおじさん』のスコットランド風焼き菓子1961年版『続あしながおじさん』では、孤児院の院長を務める主人公サリーが、マックレイ医...
小説感想

『宙わたる教室』伊与原 新

『宙わたる教室』は定時制高校の科学部が火星のクレーターの再現に挑む青春科学小説。読んだあと、本を抱えて幸せな気持ちになれる物語です。そしていくつになっても、学ぶことは楽しい。タイトルと単行本の装丁は、70年代のジュブナイルSFのような雰囲気...
人間ドラマ

『魔女のパン』と『善女のパン』O・ヘンリ

O・ヘンリの短編『魔女のパン』と『善女のパン』。実はこの2つのタイトル、まったく逆の意味なのに、中身は同じ小説なんですよ。なぜ同じなのかというと…最近では『魔女のパン』が主流ですが、新潮文庫版では『善女のパン』と訳されています。『魔女のパン...
エッセイ・随筆

『考古学者が発掘調査をしていたら、怖い目にあった話』大城道則 , 芝田幸一郎, 角道亮介

『考古学者が発掘調査をしていたら、怖い目にあった話』は、現地でのトラブルや心霊体験など、考古学者たちが実際に発掘現場で体験した「怖い」話が詰まっています。まさか現実の考古学者たちも、インディ・ジョーンズのように危険な目にあっているとは…。怖...
小説感想

『古本食堂 新装開店』原田ひ香

『古本食堂 新装開店』では、珊瑚さんには彼氏ができ、美希喜ちゃんも進む道が決まって順風満帆かと思いきや、さまざまな問題が二人を襲います。『古本食堂 新装開店』あらすじ新たにカフェスペースを設けることになった鷹島古書店。しかし、珊瑚さんと美希...
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