『ねこのばば』では、金次や僧の寛朝など、その後も活躍するキャラクターたちが登場。
そして、佐助がなぜ若だんなに仕えるようになったのか。その理由が明らかに。
『ねこのばば』あらすじ
『茶巾たまご』…病がちだったはずの若だんなが元気になり、店も幸運が続く。どうやら福の神はある縁で助けた金次という男らしい。
『花かんざし』…若だんなが久しぶりに外出をすると、迷子の小さな女の子・於りんに出会う。その子は、帰ったら自分は殺されると言い、気になった若だんなが調べてみると…。
『ねこのばば』…猫又のおしろから、小丸という猫又になりかけの猫を寺から助けて欲しいと頼まれる。その寺には化け物退治で有名な寛朝がおり、小丸と引き換えに寺でおきた事件の解決を要求され…。
『産土』…犬神である佐助が、若だんなに仕えることになった話。店が左前になり、若だんなたちは不思議な信心にのめり込んでしまう。
『たまやたまや』…幼なじみみ栄吉の妹・お春が嫁にいくことに。ちょっと切ないお話。
謎解きが面白い展開
『産土』は、若だんなと旦那様が怪しげな宗教にハマってしまい、佐助がそれをなんとかしようとするお話。でも実は…。
最後にどんでん返しが待っていて、謎解きとしても楽しめます。
理(ことわり)の違うあやかしたち
あやかしたちは若だんなを慕って集まってきます。時には困りごとを若だんなに相談しに来ることも。
昔話では妖怪でも恩を返すことがありますが、時には若だんなが骨折り損のくたびれ儲けをすることも。
『ねこのばば』では、せっかく助けてあげた猫又が、若だんなの大事にしているものを食べてしまいます。
猫又も悪びれる風もないし、仁吉や佐助も猫又を叱っていないのも不思議。あやかしの世界は人とは違うことわりがあるのでしょうね。
