Audible朗読が最高だった小説5選

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オーディオブック

AudibleはAmazonのオーディオブック。でも、ただの朗読ではありません。

一流の声優や俳優が演じる音の読書は、物語の世界にどっぷり入り込めるのです。そんな臨場感が半端ないAudible作品で特に最高だった五冊をご紹介。

『コンビニ人間』村田沙耶香(朗読:大久保佳代子)

大久保佳代子さんの独特な朗読に、最初は違和感を感じながら聞いていたのですが…。なんだかその独特さが徐々にクセになるんです。

それはこの作品の主人公、コンビニ人間のイメージにも重なります。

最初は拙さを感じたものの、白羽さんの卑屈さや恵子さんの淡々とした口調が表現され、気がつくと朗読に引き込まれていました。

『コンビニ人間』感想

Audibleは「気になってたけど読んでなかった本」がたくさん聞けて月1,500円。単行本一冊の値段で何冊も楽しめます。

『国宝 上 青春篇』『国宝 下 花道篇』吉田修一(朗読:尾上菊之助)

国宝』は、極道の家に生まれた主人公の喜久雄が、歌舞伎の家に引き取られて才能を開花させる。血筋の壁に阻まれながらも芸の極みを目指す物語。

朗読の尾上菊之助(現菊五郎)さんの朗読がすばらしい…!

作中の歌舞伎のセリフはもちろんなんですが、長崎、大阪、東京(たまに東北)まで、すべての人間をその方言とともに演じ分けている朗読は圧巻の一言につきます。

そして、色香が漂う女形の声にゾクッとするほど聞き惚れてしまうのです。

ちなみに菊五郎さん、映画『国宝』に出演する寺島しのぶさんの弟でもあります。

『墨のゆらめき』三浦しをん(朗読:櫻井孝宏)

書道家とホテルマンの交流と、書道の世界を描いた『墨のゆらめき』。登場人物が多い作品です。

けれども、主役からモブに至るまで演じ分けられていて、すべてのキャラクターに血が通っている朗読でした。

墨のゆらめき』あらすじ・感想

『板上に咲く』原田マハ(朗読:渡辺えり)

版画家・棟方志功と妻・チヤの壮絶な半生を描いた『板上に咲く』。独特の青森弁のイントネーション、標準語と混ざりあったセリフなど、方言のニュアンスが絶妙に演じ分けられています。

俳優の渡辺えりさんの朗読は、まるでそこに棟方志功が話しているかのよう。

『板上に咲く』あらすじ・感想

『吉原手引草』(朗読:三好翼・大森ゆき)

吉原で起こった花魁の失踪事件を描いたミステリー時代小説、『吉原手引草』。独特の廓言葉や江戸言葉が耳に新鮮で、より江戸の雰囲気を感じられます。

『吉原手引草』あらすじ・感想

声優の技量が試されるオーディオブック

オーディオブックの世界は玉石混交。AI読み上げによる朗読はイントネーションがおかしいし、声優の技量がないと、演じ分けができないし、キャラと声があっていないことも。

けれども、一流の声優や朗読経験豊富な声優による朗読は、世界観や登場人物の個性が生き生きと表現されています。

紙の本を読んでからAudibleを聞くと、より世界に没入できますし、Audibleを聞いてから紙の本を読むと、作家の文字表現の素晴らしさを再認識させられます。

個人的に最高だったセレクト本シリーズ

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