『ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか』。スキージャンプや水泳、柔道など、日本人が活躍するたびにルールが改正されていくスポーツ界。
そのたびに「欧米はずるい!」と思っていました。でも、そこには理由があったのです。
欧米と日本、異なるルールの捉え方
- 日本人は、ルールを尊守し、その中で正々堂々と戦う美学があり、そこから外れた行為に対して不快感を抱く。
- 欧米ではルールを創りだすのも戦いの一部で、ルールつくりに参加する土壌をもっている。
特に印象的だったのは「欧米ではルール作りも戦いの一部」と認識していることです。
この本を読むまでこんな考え方があるなんで思いもよらなかった。
確かに日本人はルールは上の人たち(政治家とか)が勝手につくりあげて、下々は従うか、不平をいうかしかないのかと思ってましたから。
ルール改正後、果たして日本は不利だったのか
それと、興味深かったのはルール改正の「その後」を追って、本当にルール改正によって日本は不利益を得たのかを検証しています。
スポーツでもビジネスでも、「負け組」が努力によって巻き返したり、ルール改正で有利にたった「勝ち組」でも努力を怠って衰退していく例がとりあげられています。
日本は制約の工夫が得意なので、こういったルール改正によって逆に業績をあげる場合もあるのだとか。
ルールとは、
- 不利益、不都合が生じる場合は変更してもよい。
- ただし、ルール改正する場合、達成すべき目的を明確にしておく必要がある。
制約の中で工夫することも大事だけれど、しんどかったらルールを変えてもいい。(ただしそれにも努力が必要)
こうした考え方は今までにない考え方でした。それを知れただけでも、この本を読んでよかったです。
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そうとうな「ズルさ」が必要となります。
