『おまけのこ』は、しゃばけシリーズのマスコット、鳴家(やなり)が大活躍するお話。
この小さい鬼は顔は怖いけれど、とても愛嬌があって「きゅわきゅわ」と鳴き、いつも大勢で行動する。いるだけで場が和む、「しゃばけ」シリーズの癒し的な存在です。
『おまけのこ』
屏風のぞきから「おまけのこ」と言われた鳴家(やなり)が奮闘しながら大冒険を繰り広げるお話。
長崎屋から真珠の入った袋が盗まれた。
ひょんなことから盗まれた真珠を賊の手から取り戻してはみたものの、賊の手に弾き飛ばされてしまった鳴家(やなり)は、長崎屋から遠くに離れてしまった。
一方、若だんなと仁吉、佐助の妖(あやかし)たちは真珠と鳴家(やなり)を探すため鳴家(やなり)がたどったらしき足跡を追う、
川でおぼれそうになったり、カラスにつかまってしまったりと、今回は鳴家の大冒険回でした。
物語の最後で若だんなと再会したとき、鳴家(やなり)がどんなに若だんなに会えてうれしいかが伝わってきます。
ほんとうに鳴家(やなり)は若だんなのことが大好きなんですね。
その他の短編
そのほか、人をトラブルに巻き込んでしまう孤独な妖怪『狐者異(こわい)』
幼い頃の一太郎の冒険を描いた『動く影』
若だんなの知り合いで、心の悩みから厚化粧をしてしまうお雛さんと、屏風のぞきのヘンテコな交流『畳紙』
若だんなが吉原の娘と駆け落ち(?)をすることになる『ありんすこく』
など、事件に会うたび、若だんなの推理はますます冴えるのですが、そのたびにますます寝込んでしまうのでした。
まあ、そんなところが若だんならしいのだけど。
