スポンサーリンク
ファンタジー

『鹿男あおによし』 万城目学

「鹿男あをによし」は奈良を舞台にした歴史ファンタジー(だと思う)。わたしはドラマを見てから原作を読んだのですが、原作にほぼ忠実につくられていたのに驚きました。読んでみてドラマがキャスティングもほぼ原作のイメージ通りでした。これは「鹿男あをに...
日常系

『漢方小説』 中島たい子

漢方を通じて人生の生き方…というのは大げさだけれど、日々を生きていく心構えみたいなものを、教えてくれる小説でした。漢方小説 あらすじ主人公は31歳の女性ライター、みのりは昔の彼氏が結婚するショックから体調を崩してしまう。病院を当たってみるが...
生物・科学・数学

フューチャー・イズ・ワイルド完全図解

フューチャー・イズ・ワイルドは、500万年後から2億年後まで、地殻変動と気候変化によって進化した動物を時系列で紹介しています。巨大化して陸地に住むイカ、立ち上がるカタツムリに空を飛ぶ魚。クモの「家畜」として飼われる地球最後の哺乳類。これは決...
エッセイ・随筆

『おばあさんの魂』 酒井順子

「おばあさんの魂」は酒井順子さんが、おばあさんたちの人生と経験を学び、高齢化社会における「大おばあさん」時代の生き方を模索するエッセイです。さすが、酒井順子さん。視点の鋭さと文章のセンスがすばらしい。今までの高齢者とこれからの時代の高齢者で...
不思議

『鼓笛隊の襲来』 三崎亜紀

最近の異常気象で、大型台風が被害をもたらしているため、台風より「鼓笛隊」なら、少しは被害が少ないかな…なんて思ってしまいます。三崎亜記さんが描くこの世界では、鼓笛隊が台風のような自然災害として、時折人々に被害をもたらすものとして描かれていま...
SF

『廃墟建築士』三崎亜記

廃墟を建築する…?そんな、ありえない世界を描き出すのが、三崎亜記さんの『廃墟建築士』です。他にも夜に本が動き出す『図書館』など、奇想天外な非日常の世界を、現実と地続きにして描き出しています。廃墟を建築する世界むかし建築事務所でアルバイトをし...
写真集

ウメップ 梅佳代

梅佳代さんの写真集『ウメップ』を見るとくすっと笑えます。そして、「日常って、案外面白いことあるんだな」と思えるのです。変顔の子どもたち、自由な老人たちウメップでは、人物の自然で面白い表情が絶妙なタイミングで映されています。まず、表紙の写真。...
写真集

うめ版―新明解国語辞典×梅佳代

梅佳代さんと国語辞典とのコラボレート『うめ版―新明解国語辞典×梅佳代』。なんてことのない辞書の【言葉】も、梅佳代さんの写真にかかると、くすっと笑えて、時にブラックな意味に変換されています。写真集「うめめ」も、眺めているとセリフやキャッチコピ...
小説感想

『ママの狙撃銃』 萩原浩

萩原浩さんの『ママの狙撃銃』では、ママが狙撃銃で標的を狙撃をしたり、いじめ相手をやっつけるという、痛快でちょっと切ないお話です。一見、意外な組み合わせな「主婦スナイパー」という職業。だけど、読んでいうくうちにってなんだか「ありえそう」って思...
写真集

うめめ 梅佳代写真集

『うめめ』は写真家・梅佳代の初写真集です。一度ハマると、ずるずるとその魅力に引きずりこまれてゆく梅佳代ワールド。面白いのにアート。アートなのに面白い。私自身、写真を撮るのも、見るのものが好きだけれど、どうもプロの写真集ってあまり興味がなかっ...
スポンサーリンク