そろそろ、学生のみなさんは読書感想文に追われているころかもしれません。
この時期のアクセスキーワードをみると、「読書感想文 コピペ」だの、「(本のタイトル) 読書感想文」など、よからぬキーワードが浮上します。
確かにふだん読書の習慣のない人に、いきなり長い話を読めっていうのも大変ですよね。
なのでここでは、比較的短くて読みやすく面白い(と私が思う)本を、難易度別に集めてみました。
しかし、これって私の主観ですから、参考にならない場合もあるのでご容赦ください。
短くて読みやすい短編集
ここにあげた本の対象は、小学校高学年から中学生くらい。なかには難しい表現もありますが、には大人ぶった読書もいいもんですよ。どれも短いのでサクッと読めます。
「トリツカレ男」 いしいしんじ
読みやすさ★★★★
「トリツカレ男」 はいろんな沼にハマって(トリツカレて)しまうジュゼッペと、孤独な少女・ペチカの物語。かわいいラブロマンスです。
とても短くて、読みやすいのでおすすめ。いしいしんじさんの物語は童話のようなのですが、大人が読んでもじんとくるし、感動が深いのです。
「O・ヘンリ短編集」 O・ヘンリ
読みやすさ★★★
教科書にもよく取り上げられる「最後の一葉」や「賢者の贈り物」の作者、O・ヘンリの短篇集。ユーモアが効いた社会風刺が痛快。
100年前のアメリカが舞台なので、わかりにくい部分もあります。でもストーリーはわかりやすいし、どれか一作を取り上げて読めば、わりと楽。林修先生もおすすめしてます。
「沈黙の王」 宮城谷 昌光
読みやすさ★★
ファンタジー、ラノベ好きにおすすめ。歴史物ですが、ファンタジー的な要素もあります。「沈黙の王」は文字を発明したと言われる古代中国の王の冒険譚。
文体は多少難しいですが、冒険物語なのでラノベ好きには読みやすいかも。ちょっと大人なファンタジーとして。
「西の魔女が死んだ」梨木 香歩
読みやすさ★★★★
主人公のまいは感受性が強く、学校で孤立してしまったため、イギリス人の祖母の家に預けられるお話。豊かな自然とおばあちゃんの魔女修行のおかげで少しずつ生きる力を取り戻していきます。
読んでいて癒やされる作品です。
まとめ
私も学生の頃、読書感想文が苦手でした。なので適当に読んで、適当に感想文を書いていました。
ところが、大人になって読書が趣味になると、頼まれなくても勝手に読書感想文を書いてしまうから不思議です。
今わからなくても、将来読み返すと作者の意図や意味がわかることもあります。
なので、これらの本の中に、学生の皆さんが読書に親しむきっかけになってくれたら嬉しいです。
読書は、一生楽しめる娯楽なのですから。
※これらはあくまで、いち読書好きの主観です。効果を期待するものではありません。