『バルサの食卓』は、『精霊の守り人』や『獣の奏者』に登場する料理を再現したレシピ本。
実際に物語の中の料理を作ることもできます。
料理の再現は『面白南極料理人』西村さんを中心とした料理の強者・チーム北海道が担当。
『精霊の守り人』でタンダがつくる山菜鍋や『獣の奏者』でエリンが母親と食べていた猪肉のごちそう。『狐笛のかなた』で小夜が作って小春丸と一緒に食べた胡桃餅。
作品を読んだものならば、誰でも一度は食べてみたい、その料理を実際に目にすることができ、なおかつ作れてしまうという、上橋ファン待望の一冊です。
チーム北海道と上橋先生
『バルサの食卓』では、チーム北海道が作った料理ごとに、料理の描写がある文章と上橋先生のコメントを添えられています。
上橋先生の子どもの頃の思い出や、イギリスやオーストラリアで出会った料理についても書かれていて、エッセイとしても楽しめます。
そして、児童文学の描写で日本のお粥と欧米のお粥の違いに疑問を抱いたそうです。確かに「おかゆにハチミツ」って書かれたらなんのこっちゃと思いますよね。私も同じ体験をしました。
実際に作ってみた守り人料理
異世界の料理とはいえ、食べるのは人ですから、こちらの食材でも十分美味しく作れます。その中でも材料も少なく、簡単なレシピで作ってみました。
『精霊の守り人』の芋団子・トッコ

守り人シリーズ『天と地の守り人』に登場する芋団子・トッコ。
主人公バルサが幼なじみタンダと近所のおじいさんの家に手伝いに行った時、食べさせてもらったお菓子です。
さつまいもを蒸かしてつぶし、片栗粉と蜂蜜を混ぜて焼くだけ。
蜂蜜がなかったので、液体の甘味料で代用しました。じゃがいもで作る芋餅を甘くした感じで、食感はモチモチ。甘さ控えめのシンプルなおやつといった感じです。
無発酵パン・バム

『精霊の守り人』シリーズにでてくる無発酵のパン・バム。
無発酵なので強力粉と塩と水だけで簡単にできます。
もうちょっと薄く伸ばしてもよかったかも。油をひかないフライパンで焼くと、ぷくっとふくれたところがカリカリでおいしい。
原作と同じく手でひっくり返して焼いてみました。でも熱かった…。
うすい「おやき」といったところでしょうか。
もうちょっと薄くしてもよかったかも。
物語の中の架空の料理、作家の料理エッセイ、歴史の中の料理など。

