小説感想

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人間ドラマ

『魔女のパン』と『善女のパン』O・ヘンリー

O・ヘンリーの短編『魔女のパン』と『善女のパン』。実はこの2つのタイトル、まったく逆の意味なのに、中身は同じ小説なんです。なぜ同じなのかというと…最近では『魔女のパン』が主流ですが、新潮文庫版では『善女のパン』と訳されています。『魔女のパン...
小説感想

『古本食堂 新装開店』原田ひ香

『古本食堂 新装開店』では、珊瑚さんには彼氏ができ、美希喜ちゃんも進む道が決まって順風満帆かと思いきや、さまざまな問題が二人を襲います。『古本食堂 新装開店』あらすじ新たにカフェスペースを設けることになった鷹島古書店。しかし、珊瑚さんと美希...
ファンタジー

『精霊の守り人』上橋 菜穂子

『精霊の守り人』は、日本人が待ち望んだ母国語で書かれた異世界ファンタジーの傑作。剣や魔法といった西洋ファンタジーとは違う、アジア風の異世界を舞台に、女用心棒が少年を守る物語です。母国語で読める、私たちが読むべきファンタジーにようやく出会えた...
不思議

『夢見る帝国図書館』中島京子

『夢見る帝国図書館』は、上野国際こども図書館の前身、帝国図書館にまつわる物語。現実と幻想、過去と現在が織り込まれた独特な世界観と、そこに関わる女性の人生が切なくて心を掴まれます。『夢見る帝国図書館』あらすじ主人公が風変わりな女性・喜和子さん...
ミステリ・ホラー

『美濃牛 探偵石動シリーズ』殊能将之

美濃牛は古今東西のミステリへのオマージュとミノタウロス神話をモチーフに描かれた殺人事件。作者は『ハサミ男』の殊能将之さん。斬新などんでん返しで驚かされました。『美濃牛』では最初に犯人の名前が提示されているのに驚かされましたが、真相に至る過程...
ミステリ・ホラー

夏になると読みたくなる『虹果て村の秘密』有栖川 有栖

『虹果て村の秘密』は、ミステリ作家有栖川有栖さんによる子ども向けのミステリ。子ども向けといっても、名だたる推理作家が本気で書いたのですから、大人が読んでも十分におもしろいのです。『虹果て村の秘密』あらすじミステリ作家になりたい秀介と、刑事に...
人間ドラマ

『サンドの女 三人屋』原田ひ香

『サンドの女 三人屋』は、商店街で店を営む三姉妹の物語。前作『三人屋』から数年後のラプンツェル商店街が舞台です。
ファンタジー

『沈黙の王』宮城谷昌光

『沈黙の王』は最初の漢字を創造した殷(商)の名君・高宗武丁の冒険譚。「古代中国歴史小説」と聞くと堅苦しい印象がありますが、『沈黙の王』は戦あり・魔法(呪術)ありの冒険ファンタジー小説として充分読めるストーリーです。『沈黙の王』あらすじ殷の王...
ミステリ・ホラー

『ハサミ男』殊能 将之

『ハサミ男』はシリアルキラーが模倣犯を探すミステリ。二重三重に隠されたものが一気に溢れ出した時、驚きの真相が明らかになります。ネタバレなしの感想まず最初に思ったのは「どこから…?」です。ラストのどんでん返し的な展開はいったいどこから仕組まれ...
ファンタジー

後宮の烏スピンオフ『海神の娘』白川紺子

『海神の娘』は『後宮の烏』のスピンオフ作品。『後宮の烏』の世界の南方、島国、花勒・花陀・雨果・沙文の国主と海神の娘との婚姻譚。『後宮の烏』に登場した国々の話が読みたかった私にとって待望の物語です!『海神の娘』あらすじ『海神の娘』は海神によっ...
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