『レシピ ド シネマ』は映画の中の美味しそうな料理レシピがたくさん。映画好き、料理好きの方は必見の1冊。
29の映画に出てくる、印象的な料理のレシピ

自分の身の回りの恋愛体験や自分の感想などをふまえた川端さんの文章は潔い感じ。
時には映画に対し自分の気持ちをハッキリと書く。
スパイスがきいた文章は、「ここまで書いていいの?」と思う箇所もありますが、そこが逆に面白いんです。
まるで友達と映画談義をしているような気分になります。
映画の中の料理とレシピ
この本『レシピ ド シネマ』の中には、映画の中に出てくる料理や、映画をイメージした料理のレシピを掲載。実際に映画の料理を作って楽しむこともできます。
『アメリ』のクリーム・ブリュレ
2000年代のフランス映画『アメリ』。空想好きな女性・アメリの日常と恋を描いた作品で、日本でも一大ブームを巻き起しました。
映画の中で「アメリの好きなもの」として登場するのがクレームブリュレ。アメリは上のカリカリしたカラメルの焦げを破るのが好きなんです。
本では、アメリの好きなラズベリーを加えたクレームブリュレのレシピを紹介しています。

『かもめ食堂』オリジナルきのこ料理
『かもめ食堂』は、フィンランドで食堂をひらいたサチエさんと、店に集まる人々。そして美味しいコーヒーとごはんが描かれる映画。
この映画にはおにぎりやシナモンロールなど、美味しい料理が登場します。
そうした料理はすでにレシピ本がでているためか、この本では映画をイメージしたオリジナルのきのこレシピを紹介しています。
フィンランドでは、森のきのこやベリーは誰でも取っていいそうです。

『初恋のきた道』のきのこ餃子
『初恋のきた道』は、チャン・ツイィーが超絶にかわいいんです。例のきのこ餃子は村の男の昼飯用につくるものだから、恋する相手が確実に食べるわけじゃない。
それでも「なんで食べてくれなかったの?」と理不尽に相手に突っかかる。そんな姿も可愛らしい。
主人公・ディが好きな男性のために作ったきのこ餃子。中国では焼餃子ではなく、水餃子がポピュラー。だから餃子にきのこをいれるのかも。
この餃子キクラゲが入っていてコリコリとした食感が美味しそうです。
