『空とぶカバとなぞのパリポリ男』は、今から40年以上前の児童書。羽の生えたカバと出会った少女が謎のパリポリ男からカバたちを守るお話です。
まぼろしの本
子供の頃に読んでからずっと気になっていたのです。でも、再販はされていないし、もうタイトルも忘れてしまって「もう見つからないだろうな。」と諦めていました。
しかしなんと、今回SNSのフォロワーさんのご助力で見つけることができ、数十年ぶりに再会することに。
嬉しくて早速調べてみたら『空とぶカバとなぞのパリポリ男』を収蔵している図書館はほとんどなく、かろうじて東京都立多摩図書館で閲覧できることに。
大人になってから子供時代のまぼろしの本に出会えるなんて、本当に奇跡のような体験でした。
『空とぶカバとなぞのパリポリ男』あらすじ
カバが大好きなリラ子が動物園に行くと、ある日カバが話しかけてきます。「昔はカバに羽が生えていて空を飛べたけれど、王様の羽布団の材料にされてしまった」と。
王様の手から逃げ延びた羽のあるカバ一族のお母さんは「カバの卵」をリラ子預け、守ってほしいと頼むのだった。
しかし、羽のあるカバを狙う、なぞのパリポリ男がやってきて…。

子どもの頃に読んだ本
中高年の私の子供時代はまだ、インターネットありませんでした。なので、そう簡単に見つけることができませんでした。ましてやタイトルを忘れていしまっていたら…。
中島京子さんの『夢見る帝国図書館』でも、70代の喜和子さんが子どもの頃に読んだというタイトルのわからない本を探すエピソードがでてきます。
子どもの頃に読んだ本というのは、懐かしさが相まって、再会するとなんとも言えない気持ちになります。