『ごはんにしよう。―映画「南極料理人」のレシピ』は、堺雅人さん主演の映画「南極料理人」のレシピ集。映画に登場した料理や、まかないの裏メニューまで。
料理の監修は『しあわせは食べて寝て待て』の飯島奈美さん。そして榑谷孝子さん。
装丁もレイアウトもシンプルで美しい。レシピを参考に美味しいご飯をつくったり、映画を思い出したり、だだ眺めるだけでも楽しいです。

映画『南極料理人』
南極観測隊の非日常的な日常を描いた映画『南極料理人』。ふじドーム基地に調理担当として派遣された西村さんの奮闘と、美味しい料理、個性豊かな南極観測隊の様子が描かれています。

『南極料理人』の料理
映画『南極料理人』では、料理人である西村さんが、極寒の地南極で隊員たちのために、知恵と工夫で毎日おいしい料理をつくります。
この本でも、隊員たちが毎日たべていた定番料理や、誕生日のごちそうなどが掲載されています。
ほとんどが日常食べられている料理なので「シネマ食堂」のレシピよりも簡単でつくりやすいかも。
「南極料理人」の映画を観ましたが、堺雅人さん演じる主人公と、南極越冬隊の個性的なメンバーとの南極での生活をユーモア(これがセンスがいい!)を交えて描かれています。
また、出てくる料理がどれもおいしそう。夏至のお祝い(ミッドウィンター)のフルコースや、誕生日のローストビーフ、おにぎりなど。
伊勢海老のエビフライはあまりに大きすぎて遠近感が狂うほど。
南極での辛い生活も、おいしい料理があったからこそ、乗り越えられたのでしょうね。
映画に登場しない裏メニュー
また、映画には登場しない「まかないメニュー」も人気です。映画本編で使われた料理を飯島さんたちがアレンジしてまかないとして作ってくれています。それがどれも美味しそう!
- 伊勢海老のエビフライのあまりを使ったサンドイッチ
- ローストビーフを使った肉豆腐
- ラーメンで使ったチャーシューとネギ炒め
映画でも、辛い局面を美味しい料理で乗り切っていましたが、こうした美味しいまかない料理が撮影の後押ししてくれたのでしょうね。