『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝』

ライトノベル

人気アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の外伝集。映画にもなった『永遠と自動手記人形』や、C.H郵便社のベネディクトやカトレアのエピソードも。

これまで、原作を読んでこなかったのでアニメとの違いや設定が新鮮でした。

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知っている話も、知らない話もいろいろあって面白かった。アニメとは違う設定があったりだとか、郵便社のスタッフたち、実はこんな経歴なんだ!と発見もありました。

『王女と自動手記人形』

こちらはTVシリーズで放送された、ドロッセル王国王女・シャルロッテと開恋文を依頼されたヴァイオレットのお話。こちらはアニメ版とほぼ同じ内容。

ですが、公開恋文の意味や政治情勢など、アニメにはなかった詳細部分も興味深かったです。

『永遠と自動手記人形』

こちらも映画『永遠と自動手記人形』の元になる物語。エイミーとテイラー、離れ離れになった姉妹の絆をヴァイオレットの手紙がつなぎます。

外伝では、二人は別れたままですが、映画だと二人のその後が描かれています。

『ベネディクト・ブルー』

C.H郵便社のポストマン、ベネディクト。実は彼は元傭兵。自堕落な生活をしていた時にホッジンズ社長に拾われてポストマンに。もともとは別の大陸出身で、どうやら生き別れの妹がいるらしい。

妹と思われる女からの頼まれごとを引き受けることになるお話。アニメでは先輩後輩の感じでしたが、ベネディクトはヴァイオレットを「ヴィー」と呼んで妹のようにかわいがっています。

『カトレア・ボードレール』

人気の自動手記人形であり、ヴァイオレットの同僚でもあるカトレア。お客様から結婚を前提にして付き合ってほしいと申し込まれます。

カトレアは美人でスタイルもいいし、お客から告られるのは日常茶飯事みたいです。でも、今回のお客、クリスと話すうちに、自分が誰のことを好きなのか気が付きます。

それにしても、ベネディクトだけじゃなく、カトレアも戦闘員だったとは!元拳闘士って!正直アニメだけではわからないことばかりで驚きを隠せませんでした。

『ギルベルト・ブーゲンビリアとクラウディア・ホッジンズ』

ギルベルト少佐とホッジンズ社長の士官学校時代のお話。ホッジンズ社長はその頃から女の子をとっかえひっかえし、それが元でギルベルト少佐と決闘することに。

ギルベルト少佐は幼くして軍人一家の当主となってしまったため、生真面目で感情を表に出さないのですが、ホッジンズ社長とはなぜかウマがあったみたい。

ホッジンズ社長、アニメでは世話焼きで社員思いの社長さんですが、プライベートでは女性にだらしないんですね…。

『郵便屋と自動手記人形』

ライバル会社から郵便社が攻撃され、ホッジンズ社長と秘書のラックスが誘拐されてしまう。ヴァイオレット、ベネディクト、カトレアは、報復に向かいます。

戦闘能力がバカ高い三人はあっという間に敵地を制圧。ヴァイオレットがロケットランチャーをぶっ放すところは痛快でした。

そして、ギルベルトと会ったヴァイオレットは愛しているの意味をより深く理解していきます。『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』と違ってギルベルト少佐は軍にいるんですね。(大佐になっていた!)

ヴァイオレットととも時々会っているようです。小説版のオリジナルキャラクターも出てくるし、これは本編も読まなくては…。

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