結界は破られたものの、前王朝の証である寿雪の白銀の髪がさらされ、寿雪の魂も行方不明に…。
『後宮の烏6』あらすじ
寿雪の変わりに烏(烏連娘娘)が現れて、これまでの経緯を語る。
寿雪の魂を戻すには、「血を分けた肉親」が必要とされ、冬官・千里の助言で父方の縁者を探すことに。
一方で前王朝の遺児である寿雪の立場を救うため、高峻をはじめ後宮の妃や冬官たちが協力し、宮中での説得を試みる。
魂が体を離れた寿雪は、魂の流れつく回廊銀河で初代の烏妃・香薔の魂と出会う。彼女はなぜあんな、むごい呪いをかけたのか…。
人のつながり
物語の中で、官吏の之季は「どこがどうひとがつながって、助けになるかわからぬものです」とつぶやきます。まさに人とのつながりによって、寿雪の運命が変わります。
烏妃として幽鬼を払い、悲しむ人に寄り添ってきた寿雪。
だからこそ、高峻や侍女の九九(じうじう)をはじめ、官吏や後宮の妃たちにも慕われ、みなが寿雪を助けようとします。寿雪の行動そのものが彼女を救うことになったのです。
しかし初代の烏妃・香薔は、自分の欲ばかりを優先したことで、周囲も自分も追い込んでしまいます。それでも、愛する男を手に入れるために、烏妃たちを犠牲にしてもまったく罪悪感がない。
だからこそ、魂のまま今も彷徨っているのでしょう。
そして、寿雪の変わりに現れた烏連娘娘。神々しさとは真逆で、言葉も態度も幼子のようで驚きました。
自らの好き嫌いで物事を決めてしまうところが無邪気であり、恐ろしくもあります。
続編をアニメ化するなら、こんな幼く恐ろしい烏連娘娘をぜひ、アニメ主題歌を歌った女王蜂のアヴちゃんに演じてほしいです。きっと似合いそう。
今後の展開(ネタバレ)
とりあえず、寿雪を縛っていた出自や烏妃の呪いは回避できました。そして今後は烏連娘娘の半身が沈んだ界(じぇ)島へ舞台が移りそうです。
敵味方ともども主要な人物がだ界(じぇ)島へ集まっています。、寿雪一行が神々の戦を止められるかがポイントになりそうです。そして、剣になった烏連娘娘の半身の行方や海底火山の噴火も気になります。
寿雪が無事、高峻の元へ戻れますように…。