『歴メシ! 世界の歴史料理をおいしく食べる』では古代メソポタミア、エジプト、ローマ時代のレシピを参考に作った歴史料理を紹介。
粘土板に書かれたレシピ
歴史的レシピ本は数々ありますが、なんとこの『歴メシ! 世界の歴史料理をおいしく食べる』には「世界最古の料理」古代メソポタミアのレシピが載っています。
なんでもこのレシピ、教科書とかでみる粘土板に楔形文字で描かれていたというから驚きです。
本が好き!の書評で「粘土板レシピの訳が面白くて、思わずツッコミを入れてしまった。」とコメントがありましたが、実際読んでみると…
「そこでお前は動物を屠り、スープに投げ入れる」
など命令口調。確かにツッコミ入れたくなる気持ちもわかります。これが楔形文字で書かれてたのか…。
豪華なローマの饗宴
カエサル時代のローマ料理はローズマリー・サトクリフの『ケルトとローマの息子』にもローマ貴族の晩餐シーンで子ヤギのミルク煮、アーモンドケーキなどの豪華料理が登場します。
ローマ貴族はとにかく食べるまくる。吐いても食べる。
饗宴には肉や魚、レアチーズケーキのようなデザートまで。領土が広がっていくにつれ、様々な食材がローマに集まり豪華になっていったそうです。
サトクリフが描いた物語の時代はローマでも後期にあたるので、肉や魚やデザートなんかも豊富だったのでしょうね。
カラフルな中世料理
一方、中世ヨーロッパ。ルネサンス以前のこの時代はよく「暗黒」と称されます。食事についてはなかなかどうして、豪華で繊細。
アスパラのサラダやアーモンドライスなど、現代のレストランでも通用しそうな小洒落た料理が並びます。ただ、この時代は手づかみで料理を食べていたそうですが…。
中世ヨーロッパ美術はルネサンスのように性格で精密な描写と真逆。パースもデッサンも現代の感覚で見るとおかしい。
でもそれがなんとも味わいがあって、私は大好きなんですよ。

