日常系 『私たちの特別な一日: 冠婚葬祭アンソロジー』 冠婚葬祭をテーマに、6人の作家が描いたアンソロジー『私たちの特別な一日』。SFやミステリなど、それぞれ個性的な視点から冠婚葬祭を描いています。 『もうすぐ十八歳』 飛鳥井千砂 「成人年齢18歳引き下げ」をテーマにした物語。 18歳で妊娠、結... 2024.02.18 日常系
人間ドラマ 珠玉の日常短編集『スナック墓場』嶋津輝 私の好みが幕の内弁当のように詰まっていて、読んでいる間、とても楽しくて、ひさびさに「読み終わりたくない」と思いました。 これまで日常を描いた小説はいくつも読んできましたが、『スナック墓場』の短編はどれも幸福と不幸が「いい塩梅」なんです。 普... 2024.02.08 人間ドラマ日常系
人間ドラマ 『駐車場のねこ』嶋津 輝 『駐車場のねこ』は普通の人と、ちょっと普通じゃない人たちの物語。この「わからない感じ」が面白くて少し怖いのです。 文庫化の際に『スナック墓場』から『駐車場のねこ』へタイトルが変更されました。 きっと新人作家の文庫として売るには少しでもキャッ... 2023.12.14 人間ドラマ日常系
人間ドラマ 『優しい音楽』瀬尾まいこ 瀬尾まいこさんの本を読むと、いつも優しい気持ちになれます。『優しい音楽』はどこにでもいそうな恋人達の、愛しくてせつなくて、ちょっと笑える物語。 「恋人達」の話と見せかけて実は「家族」を描いているのが、瀬尾まいこさんらしいですね。 優しい音楽... 2023.11.22 人間ドラマ日常系
日常系 『春、戻る』瀬尾まいこ 瀬尾まいこさんの『春、戻る』は、主人公のもとへ突然、「兄」と名乗る年下の男性が現れるという、突飛な展開からはじまります。 果たして彼の正体は何なのか、目的は? 日月 知らない人から突然、兄って言われたら、私なら通報するな。 『春、戻る』あら... 2023.11.09 日常系
日常系 『おしまいのデート』瀬尾 まいこ 『おしまいのデート』は、普通の人々の、よくあるようなお話です。けれど、瀬尾まいこさんが描くと、どのお話もいとおしく、切なくなります。 瀬尾まいこさんは、私たちが邪険に扱ってしまう普通の日常を、丹念に拾い集めて磨き上げ、私たちの前に見せてくれ... 2023.10.27 日常系
コメディ 『朝ごはん、ぬき?』田辺聖子 田辺聖子さんの『朝ごはんぬき?』は、女流作家とその家族の様子を、秘書である主人公の視点で描いたコメディタッチの小説です。 女流作家とその家族の一風変わった生活がユーモアたっぷりに描かれていて、読んでいると思わずニヤリとしてしまいます。 『朝... 2023.10.20 コメディ日常系
日常系 『図書館の神様』瀬尾 まいこ 瀬尾まいこさんの『図書館の神様』は、傷ついて落ち込んで、うだうだと日々を過ごしたことのある人に読んでほしい本です。 成長も回復も、そう簡単にはいきません。そんなじれったさと、ほんの少しの前向きな気持ちがこの本には込められています。 『図書館... 2023.10.04 日常系
恋愛 小川糸さんの恋愛小説はファンタジーのよう 『蝶々喃々(ちょうちょうなんなん)』 小川 糸 「蝶々喃々」は「食堂かたつむり」の小川糸さんの作品。男女の大人の純愛不倫を描いた作品です。 ちなみに「蝶々喃々」とは、「男女がうちとけて小声で楽しそうに語りあうさま」という意味だそうです。 下... 2023.09.10 恋愛日常系
不思議 『つむじ風食堂の夜』吉田 篤弘 『つむじ風食堂の夜』は、『それからはスープのことばかり考えて暮らした』と同じ、懐かしさの残る架空の街・月舟町を舞台とした物語。 わたしは食いしんぼなので、物語のなかに食堂がでてくるお話が好きです。 本なら『グアテマラの弟』『かもめ食堂』など... 2023.09.01 不思議日常系