『最新研究で迫る 生き物の生態図鑑』

生き物の生態図鑑 生物・科学・数学

ブックサンタ2025で贈らせていただいた『最新研究で迫る 生き物の生態図鑑』。面白そうだったので私も読んでみました。

子供には赤ちゃん言葉で話しかけるイルカ?ニオイで会話するキャベツ?

最新研究や論文から見える、生き物たちの意外な生態にびっくり!

エクスナレッジ
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ヤリ逃げのヒメイカのオス、でも実は…。

生き物の生態は多種多様。子供を溺愛する猿もいれば、ヤリ逃げするイカ。ヒメイカも強引に精子をメスに押し付けていくらしい。クソが。

でもメスも負けてはいません。保存した精子の中から厳選したものを受精させているらしいのです。ヤればいいってもんじゃないんですね。

猫撫で声のイルカ、歌うクジラ

イルカやクジラは頭の良い海の哺乳類。彼らの会話って、実はめちゃちゃ人間に似ているのです。

イルカは「シグネチャーホイッスル」と言われる音でコミュニケーションを取るのですが、子供のイルカに話しかける時だけ、音が高くなるんだそう。

これって、人間も同じですよね。子供に話しかける時ついつい猫撫で声になっちゃう。

そして、クジラは独自の音階を合わせた「歌」でコミュニケーションをとります。でも、その歌には年ごとに流行があるそうで、それが西から東へ数千キロに渡って伝えられるんだとか。

クジラの中に名プロデューサーがいるのだろうか…。

キャベツはニオイで虫を撃退

動物だけじゃなく、実は植物も意外な生態を持っています。喋らないし動かない植物がどうやって行動するかというと…。

キャベツはコナガという虫に葉をかじられると、匂いを出すことでコナガの天敵の虫を呼び寄せることができるんだそう。でも、通常その匂いは人間にはわかりません。

これって、上橋菜穂子さんの『香君』でも描かれていました。植物や動物の匂いを感じることができる少女が国を救う物語です。

上橋先生や生物学や医学をファンタジーに落とし込む作家さんなので、描写がとてもリアル。

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