『人を動かす「仕掛け」 あなたはもうシカケにかかっている』は、松村先生の解説文と、不思議な生き物「シカケムシ」が「仕掛け」の謎を解き明かしていく漫画パートで構成されています。
- 行列に並ばない人を並ばせるには?
- ゴミのポイ捨てを失くすには?
こうした人間の行動は「命令」ではなく「仕掛け」で変えることができます。
とても読みやすいなあ。あ!でも、もしかしたらこれも、読んでもらうための「仕掛け」なのかも知れません。
収納やポイ捨てに役立つ仕掛け
イベントやお祭りでのポイ捨てでゴミが散乱しているのをよく見かけます。
収納やゴミ捨てはいくら注意したり怒ったりしてもなかなか効果はありません。
そんなときにはちょっとした「仕掛け」でゴミを捨てやすくなります。
順番に並べると絵が現れる漫画単行本の背表紙のように、ファイルボックスを並べて線を引いておくだけで、きちんと順番に並べたくなるんだそう。
ゴミ箱にゲームやクイズ、アンケート要素を加えることで「捨てなければならない」から「捨てたくなる」と、人の行動を促すようになります。
- 道に神社の鳥居を描くことでポイ捨てを防ぐ
- お祭りの際、串入れに「年齢」や「何がしたいか」などのアンケートを加えて、楽しく投票しながら捨てられる
困っている人を助ける仕掛け
困っている人をかわいそうと思っていても、なかなか寄付や募金にお金を出すのはためらわれる。そんなひとに向けてで募金を促す「仕掛け」があります。
それを不真面目ととる人もいるでしょうが、作中でも先生がおっしゃっているように「困っている人が目の前にいないと助けたい気持ちは薄れやすい」。
だから、どんな形でも興味をもってもらえるのはいいことだと思います。
からくり貯金箱
最後に、この本を読んでもらうための仕掛けを考えてみましょう。「決して読んではいけません」かな?
人は「やるな」と言われると、ついついやってみたくなるものですから。

