『日本のあかるいニュース』池上彰

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『日本のあかるいニュース』。コロナ渦の不安がうずまく2020年。明日に希望が持てる、人って捨てたもんじゃないと思えるニュースを集めた本です。

文響社
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池上さんといえば、選挙になると当選者に忖度なしの口撃で「池上無双」と称される苛烈なジャーナリストの印象がありました。

また、小説の解説に至ってもその姿勢は変わらず、原田マハさんのアート小説『暗幕のゲルニカ』の解説でもトランプ大統領に対して辛辣な文章を残しています。

正直、著者名を見て「あの苛烈な池上さんが…」とおどろきました。

しかし、もともと池上さんは「週間こどもニュース」という、子供にわかりやすく優しい言葉でニュースを解説する「やさしいお父さん」役でもあったんですよね。

『日本のあかるいニュース』では暮らしや環境・スポーツなど、幅広いジャンルの「希望」が集まっています。読んでみて先の見えない不安の中にも希望はあるのだなと、純粋に感動しました。

中でも私が感動したのはこちらのニュースです。(2020年当時)

温室効果ガスの削減目標を達成

最近はSDGsも浸透してきたこと、コロナ渦のため経済活動が停滞したことで、温室効果ガスも減少傾向にあるとか。

こうして良い傾向が数字で見えていくのはなんだか嬉しい。

待機児童問題、男性の育休問題が少しずつ解消

『逃げるは恥だが役に立つ』でも男性の育休の取りづらさがとりあげられていました。

まだまだ「男が育児なんて」という声も多い中、少しずつ男性の育児休暇が増えてきているそうです。

とはいえ全体の10%ほど。これからも少しずつ増えていってほしいものです。

小3の男の子がヘアドネーション

ヘアドネーションとは、治療で髪をなくした人につくるウィッグへ自分の髪を提供する行為。

男の子の長髪は、まだまだ偏見やからかいの対象になってしまいますが、彼はそんな言葉にもめげず、髪を伸ばし続けたそうです。ヒーローですね。ほんとに。

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この本をもとに再現されたドラマを観て「あの」池上彰さんがテレビにもかかわらず、涙を流していました。『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場

池上さんが小説の解説でも無双を発揮した原田マハさんの『暗幕のゲルニカ』。ピカソのゲルニカをめぐるアートサスペンスです。

著:原田マハ
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