『ナミヤ雑貨店の奇蹟』東野 圭吾

ナミヤ雑貨店イメージ 人間ドラマ

演劇集団キャラメルボックスが舞台化した、原作『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を読んでみました。

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実は私、東野圭吾作品はちょっと苦手だったんです。

東野作品ではときおり、人間の内面がひどく醜く描かれていて、そいつらにまったく共感できずに、物語にのめり込めないことがあったので。

名作『容疑者Xの献身』ですら、物語は非常に面白かったものの、ヒロインの行動や心理に共感がもてませんでした。

けれど、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は違いました。

みんながみんな、心が優しい人達で、読み始めたら夢中になり、もう止まりませんでした。最後まで一気に読んでしまった。

物語は同じ養護施設で育った敦也、翔太、幸平がとある事情から空き巣に入り、逃亡用の車が故障したため、夜があけるまで空き家に身をひそめることに。

そこへ、空き家のはずの「ナミヤ雑貨店」に、悩み相談の手紙が入れられる。

興味本位で開封した3人は、ナミヤ雑貨店の店主がかつて、悩み相談をおこなっていたことを知り、相談者の悩みに回答を書くことにする、すると不思議な出来事が起こり…。

読んでいく内に、過去と現在の人々と出来事が敦也たち3人と、相談者、ナミヤ雑貨店雑貨店の店主たち、それぞれの糸が徐々につながるのがわかってきます。

その謎解き部分が予想もつかない展開で、ページをめくる手が止まりませんでした。

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