『僕は今すぐ前世の記憶を捨てたい。8~憧れの田舎は人外魔境でした~』は、村の神様であるアオギリ様と、巫女の弥生の恋が描かれます。ライバル出現で二人の仲は…?
そして、空の母・紗雪の過去が明らかになり、それが弥生たちの運命に関わってきます。
空は二人の仲を取り持つことと、稲刈りで美味しいごはんを手に入れるために奮闘します。
『僕は今すぐ前世の記憶を捨てたい。8~憧れの田舎は人外魔境でした~』あらすじ
この世界の稲刈りは、田の神、サノカミ様が認めた力自慢が「ヌシ」と対決する。ヌシを倒すと景品としてもち米がもらえるアトラクション的な収穫。(三巻参照)
そこへ、アオギリ様の見合い相手の狐姫が乗り込んできた。サノカミ様の配慮(いたずら?)でヌシ討伐は狐姫と弥生の対決に。
助っ人の紗雪、村の若者代表の良夫と泰造、それに空くんの精霊テルちゃんとフクちゃんが参加。無事、ヌシを退治することができるのか。
対決のほかにも、褒めておだてて収穫するぶどう狩りや、猫又のお団子屋さんなど、村の日常(?)も描かれます。
アオギリ様の秘密(ややネタバレ)
今回、アオギリ様の秘密が明らかになります。空くんが子どもの特権を活かしてズバッと切り込んだところ…。
昔、アオギリ様を神にしたのは、村の娘、弥栄(やえ)で、弥生ちゃんはその生まれ変わり。弥生ちゃんと結ばれないと、アオギリ様の存在自体が消えてしまうらしい。
でも、弥生ちゃんの方もアオギリ様の本当の名前(真名)を思い出せないことで結婚を拒んでいます。
神は名前(真名)や信仰を失うと、その力を失うというシステムは、民俗学でも提唱されているし、阿部智里さんの八咫烏シリーズでも描かれています。
神の名前探しって本当に大変…。
過去の因縁
そして、今回、空くんの母・紗雪がなぜ村を出たのか、その詳細が明らかに。前にちょっと言っていた「失恋」てそういう意味だったのか!
魔砕村では若者より、年寄りが強い傾向にあり(魔素を多く摂取するから)、紗雪も良夫も伸び悩む時期を経験しています。
特に、紗雪が何より力を求めたのは、弥生ちゃんと親友だった前世が影響していたんですねえ。
アオギリ様と弥生ちゃん、それに紗雪さんの因縁がほどけてよかった。
コミックスも可愛くておすすめ。

